トラベラーズノートを使う

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iPadが最高みたいな記事をいくつか書いたが、アナログな手帳を使っている。デジタルだと嫌になることも多いと感じる。タスク管理はその最たるものである。タスク管理アプリはストレスしか感じないので、使うのをやめた。

使うのをやめたとはいえ、タスク管理自体はやらないとならないので、アナログ手帳で管理することにした。元々はフランクリン・プランナーを使っていたが、性に合わないので別のものをさがしていたところ、トラベラーズノートに行き着いた。

トラベラーズノートとは

トラベラーズノートは厳密には手帳ではない。ノートカバーとか、そういった類いである。一枚革のカバーに数冊のノート(リフィル)を挟んで持ち歩くというものだ。

構造はシンプルで一枚革の真ん中にゴム紐が通っており、ノートをゴム紐に引っかけて束ねるだけだ。実にシンプルである。シンプルなものの良さのひとつは、壊れにくいということだ。構造が複雑になればなるほど壊れやすくなる。一枚革なので壊れようがないし、ゴム紐がバカになっても交換してしまえば使い続けられる。

サステナビリティ溢れる代物で、素材のために犠牲になった牛たちも報われる。

リフィルは多くの種類が出ており、ノートやらカレンダーやらジッパーケースやらと「あったら便利だよね」と思える者はだいたい揃っている。

サイズはパスポートサイズとレギュラーサイズ(A4三つ折り)の2種類しかない。レギュラーサイズは持ち歩くのにちょうどいい絶妙なサイズ感じゃないかと思う。リフィルは若干割高な公式リフィルくらいしかなくなってしまうが、それでもいいと思っている。

トラベラーズノートの魅力

トラベラーズノートの一番の魅力はシンプルがゆえのカスタマイズのしやすさである。ものに対する愛着というのは使い続けるうえで重要な要素になる。愛着がなければ使い続けるのは難しい。「自分だけのもの」という思いがないと愛着というのは中々湧かないものである。

カスタマイズを通して愛着を育てるというのはトラベラーズノートの醍醐味のひとつだと考えている。カスタマイズに加え、革製品特有の経年劣化で自分だけの風合いが出るのも、また一興である。

東京駅限定のヤツ。チャームをつけたりなんだか楽しい。

自由と不自由さの狭間

トラベラーズノートの本質はノートカバーである。そして、レギュラーサイズはA4三つ折りというノートの中ではかなり特殊であるため、中身のリフィル選択は限られてくる。そこを創意工夫で乗り切りるかというのも魅力の一つではないかと思う。しかも、挟めるのは公式手順だと3冊である。

使い道は自由だが、使い方には制限がある。「道具はこれです。お好きにどうぞ」と言われて「じゃあ、どう使おうか」と考えるのが好きな人はトラベラーズノートを楽しめるだろう。「使い方がまったくわからんので、手も足も出ない」という人はシステム手帳を使った方がいいのではないかと思う。

買ったもの

トラベラーズノートを一冊買ってみたら、おもしろくなりたくさん買ってしまった。稼働しているのはレギュラーサイズが4冊とパスポートサイズが2冊である。メインで使っているのはレギュラーサイズの2冊で、ブラックと東京駅限定のブラウンである。

レギュラーサイズ: ブラック

仕事用に使っている。日々のやることやら、1週間の予定やらを管理している。スケジュール管理はGoogleカレンダーの方が便利なので、Googleカレンダーを使うのだが、1週間をどう使うかを考えるのはトラベラーズノートでやっている。

その1週間で最低限達成すべき目標を立てて、その目標に向けて何をしなければならないかをトラベラーズノート上で考えるという使い方をしている。1週間でやることがだいたい決まったら、その日どうするかをその日に考える。

1週間の計画を立てても、細かいやることが出てきたりするので、細かいことはその日に考えるようにしている。優先度はシンプルに「今日中」かそうでないかのどちらかである。

見開き2ページで1日分。左はやること、右はメモ

レギュラーサイズ: ブラウン(東京駅限定)

プライベート用に使っている。仕事用とプライベート用は一緒という考え方もあるが、休みの日に仕事のことを考えるのは心に優しくないのでやめた。

自分の予定だけではなく家族の予定も書いている。右半分は自分の予定、左半分は家族の予定というような具合である。

プライベートでやらなければならないことの他、子供がやらなければならないことを書いている。例えば「宿題」とか、そういうのである。これを見て声かけをする。書いてないと自分が忘れてしまい、子供も忘れるからである。

あとは日記と雑記でリフィルを入れている。

ウィークリーのメモを使っている。
分割して自分と家族の予定を忘れないようにしている。
1ページ1日の日記リフィル。たぶんスタバに行ったんでしょう。

レギュラーサイズ: ブルー

記録用ノートである。読書の記録だとか、映画の記録だとか、子供の記録だとかを1冊のノートにしている。写真を貼ったりとか自由に使えるのがアナログのいいところである。

日常的に使うというよりは、特定のイベントがあったら使うような類いだ。仕事のことは書かない。

レギュラーサイズ: ブラウン(通常)

道具箱みたいな感じでノートは入っていない。付箋リフィルが入っていたり、KITTAをまとめて入れたり、クリップとか細かいものが入ってたりする。必要があれば取り出て使う。

パスポートサイズ

プライベート用トラベラーズノートのサブみたいな感じで使っている。出勤するときはプライベート用のトラベラーズノートは持ち出さないので、会社帰りに買うものだとかをメモしている。

仕事中に思いついたことをメモしたりとか、簡単なことを書いている。

荷物を最小で持ち歩きたい時はパスポートサイズの出番だが、レギュラーサイズを持ち歩いてしまうのであまり出番がない。

まとめ

トラベラーズノートの魅力から簡単な使い方まで書いてみたが、実は未稼働のレギュラーサイズが3冊ある。用途もないのに買うのやめたい。

スターバックス・リザーブ・ロースタリー限定のレギュラーサイズ・ブルー、2022年限定のホテル、2023年限定のダイナーの3冊があり、どうしようか迷っている。

2022年限定のホテルは素敵すぎて、メルカリで未開封品を定価よりも高く買った。後悔はしてない。いずれあるだろうと思っている。

実際のところ、リフィルだけでよくない?というのはある。カバーはなくてもいいが、こういうのは「トラベラーズノートがある生活」を買っているに等しい。トラベラーズノートを何冊か並べて置いてみると、なんとなくいい感じになるのがいいのだ。

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