峠の釜めしの容器をシェービングボウルとして使ってみる

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先日、全国の駅弁を取り揃えたイベントがあり、峠の釜めしを買った。子供の頃、食べた記憶があり懐かしくなって買ったのだ。美味しくいただいていると、ふと思った。「この容器、シェービングボウルに使えるのではないか」と。陶器でほどよい直径、下部はザラザラしており濡れた手で掴んでも滑りにくそう。高さがあるのが気になるところではあるが、試してみよう。

というわけで、峠の釜めしの容器をシェービングボウルにできるかどうかやってみたのである。

結論から言うと、もともとが駅弁の容器である点でいうと、すごく優秀なシェービングボウルであった。ただし、あくまでも釜めしの容器であり、シェービングボウルではない。シェービングボウルの方が使い易い。ちなみに、普段使いはFineのシェービングボウルで、泡立てに特化した製品なので、これと比較するつもりはあまりない。

使ったブラシはYaqiの24mm Mountain Badgerである。敢えてノットが大きいアナグマブラシで試してみた。

ソーキング

早速、ソーキングから始める。底が深くお湯がたっぷり入るので、大きめのブラシでも十分にソーキングできる。小さいシェービングボウルはノットが大きいと心許ない。泡立てがダメでもブラシのソーキング用にしてもよさそうだ。

あとお湯の量が多いと冷めにくいというのもあり、湯量は正義といっても過言ではない。

存在感溢れる「横川駅」の文字。裏側は「おぎのや」の文字が入ってる

泡立て

シェービングソープをローディングして、泡立て開始。深さがあるので、思った通りブラシのハンドルが当たってガチガチと音を立てる。それ以外は普通に使えるので、いつも通り泡立てる。いつもと違うのはやたらとガチガチいうだけである。

サイズ感は写真の通りである。今回使ったブラシがほとんど収まってしまうので、ハンドルが小さいSemogue 830とかだとかなり使いにくいと思う。小ぶりなタイプのブラシには向いていない。

Semogue 830だとブラシ丸ごと収まりそう

泡立ては無事に終了。いつも通りの泡立てができた。ここまでは問題なし。ザラザラ部分が滑り止めになり、グリップ感は良好で持ちやすい。泡立て中に泡がボウルから飛び出さないところもいい。

器がデカいせいか、泡の量が少ない気がする。ノットが大きいブラシなので、ブラシ側が泡を吸収しているのもあると思う。おそらく3パス分は余裕でできたはずだ。

シェービング後

泡をたっぷり使って3パスでシェービングした。ボウルに残った泡の質感は泡立て直後と変わらず、快適なシェービングであった。少し余ったので容器が大きいせいで泡が少なく見えていたのだろう。

重さがあるので、洗面台に置いても安定して使えた。置いたまま少し泡立てても微動だにしない安定感はなかなか頼もしい。

容量が大きいのでブラシを濯ぐのも快適にできた。Fineのシェービングボウルは底が浅いので、ブラシの濯ぎに弱いのが難点だと思っていたが、これはなかなか良い。

まとめ

常用はしない。Fineのシェービングボウルを使い続ける。理由は洗面台での存在感が圧倒的だからだ。釜めしの容器が洗面台にドーンと置いてあるのは美学に反するところがある。食べ物の容器は洗面台に存在してはいけないと思う。

一方で、わけのわからないシェービングボウルよりは使い易い。「お猪口ですか、それ」みたいな可愛らしいシェービングボウルよりは断然使い易いし、安物の薄い金属製のものより良い。

あくまで、釜めしが本体なので、そのおまけでこの性能なので文句ない。シェービングボウルではないが、わけのわからないシェービングボウルよりはこちらの方がいいのではないかと思う。

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