iPhone 6 PlusからiPhone 11にして世の中に追いついた

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Twitterでもぼんやりと書いたけども5年近く前の最新機種であるiPhone 6 PlusからiPhone 11に機種変更した。

iPhone 6 PlusはiPhone初の大型端末で当時は賛否が分かれていたように思うけど、今ではすっかり定番サイズとなっている。機能的には指紋認証くらいができるようになったくらいで、でっかいiPhoneくらいの印象しかない。

そんなものを5年近くしつこく使ってきたら、いつの間にか顔認証やらSuicaやらが使えるようになっていった。「今の生活に困ってないし、いいだろ」とやり過ごしていてが、バッテリーが50%から突然7%になったりと生活に困るようになったので買い替えた次第である。

iPhone 11 Pro vs iPhone 11

上位機種のProにするか3秒迷ったが、望遠レンズは要らないのでiPhone 11にした。ある程度絵面にこだわり出すと広角レンズの方が活躍するので、望遠レンズに2万円上乗せは少し高い気がした。

あとは無印とProで性能差がないってことは、スマートフォンはある程度成熟したと見ている。あとはカメラ性能とAIの組み合わせで競争となるので、今、欲張っても来年か再来年には望遠くらい付くんでしょ、という思いもある。

そもそも、スマートフォンのカメラで頑張って絵作りするくらいなら、一眼買うわい。

買ってよかったこと

すでにポンコツと化したiPhone 6 Plusからの買い替えなので、満足しない理由がないのだけど、買い替えてみて「よかったなぁ」と思うことはいくつかある。

Face ID

要は顔認証によるロック解除なのだが、死ぬほど楽だった。「指紋認証でよくね?」と思っていたが、触る必要すらなくロック解除されるのはすごく快適だ。

メガネをしていても、タバコを咥えてても、暗闇の中でもちゃんとロック解除してくれる。あまりにもちゃんとしてるので、本当に認識してるのかと思うくらいだ。角度が悪いと認識できないのだが、これは仕方ない。

認証速度も速くて使おうとするとすでに認証が終わって使える状態になっている。認証に特別なアクションが必要ないというのは、こんなにストレスがないのかと驚いた。ATMやら会社の入館証だとか、世の中の認証、全部これにしてくれないかな。

Apple Pay

いわゆるおサイフケータイ機能だ。10年位前にDoCoMoのiDを使ったことがあるが、その頃はキャッシュレス決済自体が今よりも盛んではなかったので、使える場所も少なく、さっさと見限ってしまった。最近はキャッシュレス決済の選択肢自体が増え、利用できる店もかなり増えている。キャッシュレス決済でポイント還元ということもあり、スマートフォンでのキャッシュレス決済を生活に取り入れてみることにした。

俺はクレジットカードを持ってはいけないタイプの人間なので、クレジットカードを持っていない。「魔法のカードだ!」と限度額まで使ってしまうので、持ってはいけないのである。なので、普段はデビットカードを使っている。これは口座から随時引き落としなので、銀行に残高がなくなったら使えなくなるのだ。ゼロにはなるが、マイナスにはならない。

日本のApple Payは対応しているデビットカードがなかったが、みずほ銀行のみずほWalletがモバイルSuicaとセットで対応するようになった。みずほ銀行の口座とみずほダイレクトと繋げば簡単に使えるようになる。清算した交通費やらがみずほ銀行に振り込まれるので、会社から交通費が振り込まれたらアプリでそのままチャージという運用にしている。

生活圏内の店はほとんどQUICPayかSuicaに対応しているので、買い物や電車に乗るのもスマホがあれば済む。これはとても便利で、最近は財布を持ち歩いていない。特に、俺は女性が使うような大きい財布を使っているので、財布を持ち歩かなくてもどうにかなるというのは便利なのだ。

あまりに便利過ぎてApple Watchを買ってしまったので、最近はちょっと出かけるくらいなら、スマホすら持ち歩かなくなった。

性能

最新機種の性能なんて2年もすれば色あせてしまうが、やはりアプリにしろウェブにしろ、ストレスなく動くというのはいい。ここ最近はしていない体験なので非常に新鮮である。あと、バッテリーの持ちがいい。仕事から帰ってきても70%近く残っているのは、安心感がある。

バッテリーに関しては使い方によるので人それぞれかもしれない。俺はスマホゲームはやらないし、やってもすぐ飽きちゃうのでバッテリーをハードに使うシーンは少ない。話題のドラクエウォークもすぐに飽きてしまった。キャラクターか物語に愛着が持てないゲームはすぐに飽きてしまい、「結局、ガチャ回したヤツが強いんでしょ」みたいな感じでめんどくさくなるのだ。きっとスマホゲームに向いていない。

イマイチなところ

いいところばかり書いてきたが、やはりイマイチなところはある。画面のノッチとカメラレンズの突起だ。大画面化やカメラ性能の向上というニーズがある以上、避けられないのは仕方ないのは理解できる。理解できるのだが、その「仕方ない」をどうにかデザインするのがAppleじゃなかったっけ?という気持ちもある。

慣れれば大丈夫かと思ったのだが、時折、目につくと少し気になる。やはり突起というのは美しさを損なう要素だ。

ホームボタンがなくなったのは2時間くらいで慣れた。画面をスワイプすれば操作ができる。「覚えるのめんどくさいな」と思ったが、意外とすんなり見に染み付いた。ここらへんの使い勝手というのはよく考えられていて、人が持っている物質的な経験がうまく反映されていて、直感的に使える。

最近の操作方法は機械に人が合わせるのではなく、人に機械が合わせるというアプローチなので、Don’t Think, Just Feelみたいなブルース・リー的な感覚で使う必要があり、機械の都合に支配されてきた世代には慣れていないと少しキツいものがある。

まとめ

久しぶりの機種変更でだいたい満足しているのだが、Apple WatchのWi-Fi + Cellularを買ってしまったせいか、iPhone 11じゃなくてもよかった感があり、むしろ、8あたりでもよかったのではないかと思う。まぁ、あまり深く考えると精神衛生上、良くないので考えないことにしよう。

カメラのレンズはもうちょっとデザイン的にがんばって欲しかったのだけど、がんばったところで翌月にはどっかのメーカーに真似されるのは明白だ。デザイン勝負しても、魅力の賞味期限が短いので、デザイン的なところは半ば諦めているんじゃないかと思っている。筐体のデザインだとか、UIだとかは真似しやすいからね。技術は真似できないので、スペック勝負になるのは致し方ないのではないかと思う。

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