Soap Commander: Commitmentバスソープ&ボディローション

今回は普段とは趣を変えて、シェービンググッズではなくバスグッズである。メンズのバスグッズは意外と不毛な市場であり、なるべくオーガニックで保湿性があり、香りのよいものというのがないのである。石鹸なりボディソープなりはいくらかあるが、ボディローションとなるとまったくない。どうなってるんだ。みんなカサカサのまま寝るのか。

去年あたりからバスグッズ難民と化し、Nubian Heritageに落ち着いたのだが、iHerbでの取扱がなくなったようで難民に戻ったのである。そこで、目をつけたのがSoap Commanderであった。というか、送料高いから避けていたのだけど、やむ得ない。

バスソープはシェービングソープを買った時にサンプルがついてくるので、使ったことがある。大変よかった。ボディローションもアフターシェーブバームと大して変わらないでしょ、ということでサンダルウッドのCommitmentを注文した。本家サイトなので送料は高い。

バスソープ

バスソープなどとオシャレな感じて言っているが、石鹸である。バスソープなので、そこらへんで売っている石鹸よりもひと回り大きいので、普通の石鹸箱だと微妙に入りきらない。水を切るタイプの石鹸箱じゃないと、水を吸って溶け出すので石鹸箱はあったほうがいい。

硬さは普通の石鹸よりも心持ち柔らかめだった。Soap Commanderのシェービングソープが四角に切り出されたのをイメージしてもらえればいいと思う。

泡立ちはとてもよく、普通の石鹸よりもモチモチした泡ができるが、シェービングソープほどの濃厚さはではない。本気で泡立てれば、シェービングソープ並のモチモチ泡ができそうだが、江戸っ子の風呂なのでそんなことをしようとも思わない。パッと洗って熱い湯に少し使って出てしまう。

入浴は10分程度で終わらせたいので、石鹸の泡立ちが悪いとイライラしてくるのだが、Soap Commanderのバスソープはすぐに泡立つのでとても気に入っている。

洗い上がりもさっぱりしていて、嫌な感じは一切しない。保湿性は高い石鹸ではあるが、シェービングソープのような保湿に特化したものではないので、風呂上がりのケアは必要じゃないかと思う。

ボディローション

中年に差し掛かると乾燥対策が必要になる。夏だろうが冬だろうがボディローションを使っている。ボディローションを使うようになってから、夏場は汗疹ができにくくなったし、冬場は靴下が密着している脛あたりが痒くならなくなった。肌を保湿することで快適に過ごせる。

Soap Commanderのボディローションはさっぱりとした使い心地で、塗った直後からサラッとしている。Nubian Heritageはどちらかというと、ねっとり系だったので本当に保湿できているのか不安になってしまった。

保湿性はよく、かれこれ1ヶ月使っているが不満は一切ない。自然なつけ心地ですぐにサラサラになるのもいい。風呂上りにベタつくともう一度風呂に入りたくなる。

シアバターが入っているが、冬場にガチガチなるようなことはなく楽に使える。シアバター以外だとひまわりオイル、アボガドオイル、ココナッツオイルなどが入っている。シアバターと各種オイルを見るだけで、なんだか安心する。

海外のボディローションなので香りは強めである。ほぼオーデコロンに近いものと考えてもらったほうがいい。寝巻きなんかはボディローションの香りになる。

香り

香りはサンダルウッドだ。Soap Commanderの定番ラインだと様々な香料を混ぜ合わせて調香されているのが基本だが、Commitmentはサンダルウッドのみである。西洋人だとサンダルウッドはエキゾチックな香りなのかもしれないが、東洋人にとってはエキゾチックでも何でもなく、むしろホームである。どうしてもお寺とか線香の香りを連想してしまう。香木単品はどちらかというと老いを連想させる香りでもある。

Commitmentもどちらかというと、お寺系の有難い感じがする香りである。あまり好みではない人は好みではないかもしれない。少なくともこれが自分の体臭となることに抵抗がある人は多いのではないかと思う。俺はエキゾチック、オリエンタルと表現される香りがする石鹸は昔から好きなので、そういった抵抗感はいっさいなかった。

サンダルウッドの香りだが、天然木を使った香りではなく合成のような香りだ。この香りの強さで天然の白檀だったら、この値段じゃ買えないので仕方ないところだ。