Barrister and Mann: Dickens Revisited シェービングソープ&アフターシェーブ

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今年も早いものでホリデーシーズンを迎えてしまった。歳を重ねると時間が経つのが早い。若い頃は何一つ実感が湧かなかったが、最近はつくづく思う。そんな中、嬉しい知らせがあった。Barrister and Mann(以下、B&A)のDickens再発である。以前、このブログでも紹介したシェービングソープである。2年前の記事だ。もっと前かと思ったが、意外と最近であった。実は時間はゆっくり流れてるのかもしれない。

今年(2019年)再発したのはDickens Revisitedで、わざわざRevisitedがついている。パッケージのデザインも旧版とはかなり印象が変わっている。今回もホリデーシーズン限定である。毎年出してほしい。

このソープはかなり気に入っていたので、ずっと再発しないかと思っていたら、とうとう再発した。前回はアフターシェーブを買い損ねたので、今回はアフターシェーブとセットで購入したのだ。

シェービングソープ

ひさしぶりのB&Aだ。獣脂ベースのシェービングソープで、硬さは柔らかめだ。柔らかめのソープなので、泡立ちが早い。獣脂以外だと、シアバターやラノリン、ココナッツミルクなどアルチザン系では定番の成分が含まれている。

泡立ちはとてもよく、濃厚なもっちり泡が簡単にできる。使い勝手がとてもいいソープだ。ラザリングが楽しくなってくるので、ジャーに直接ブラシを突っ込んで泡立てると、すぐになくなってしまう。前回はそれでかなり早く使い切ってしまった。

保湿性もあり、肌の保護性は抜群に良い。色々なシェービングソープを使っているが、B&Aはその中でもかなり優れている。濃厚ながら滑らかな泡は使っていてとても心地い。カミソリの刃の滑りもいいので、使い出すと3日くらい使い続けてしまう。

香りが少し改良されており、シュガーがトーンダウンしチェリーが少し強くなっているらしい。香りは後で述べるが、最初に使った時に旧版とは少し印象が違ったのは、おそらくこのせいだろう。

パッケージの印象はだいぶ変わった

アフターシェーブ

実はB&Aのアフターシェーブは初めてである。どのようなものか楽しみにしていた。アフターシェーブは円柱状の遮光瓶で、かなり薬品感というかクラシックなパッケージである。ラベルのデザインも相待って、かなりクラシカル感が強い。

使い心地は微妙。シェービングソープはすごくいいが、アフターシェーブの方はイマイチ。

香りは文句なしなのだが、保湿性があまりよくない。冬場ということもあるが、使った後に突っ張る感じが少し残る。Stirlingのアフターシェーブとかは冬場でもかなりしっとり感があるので、そこらへんと比べると、どうしても見劣りしてしまう。湿度が高い季節は単品でもいいが、乾燥する季節だとバームとかが必要じゃないかと思う。

メントールフリーでアルコールはそれほど強いとは思わなかった。そういったところでは気軽に使える。

香り

香りは甘い香りで、フルーツの香りではなくケーキやクッキーのようなお菓子の香りに近いである。ものすごくふんわりした表現をすると、クリスマスシーズンらしい香りだ。

旧版はもっと甘いの印象だったが、前述の通りシュガーが抑えられているせいか、今回のバージョンはもう少しすっきりした香りに仕上がっている。甘さよりもベリーの方が強く出ていると感じた。

香りの内訳はレモン、カルダモン、ナツメグ、ブラックペッパー、チェリーで旧版と変わっていない。ただ甘いだけではなく、甘さの奥にスパイシーさがあり、子供っぽくはならず、どちらかというと大人の遊び心のある香りだと言っていいだろう。

この香りは使うシーンを選びそうだ。バッチリとした格好にはあまりマッチしないが、休日や週末の香りとして楽しみたい。あとはウォームビズなスタイルにピンクや黄色などの暖色系のニットとかだと非常にマッチするかもしれない。香りを色合いで表現するとやはり暖色系だ。

まとめ

すっかりクリスマスなのでやや遅れ気味となってしまったが、ホリデーシーズンにはぴったりの香りで、この時期は楽しめる。アフターシェーブの保湿性が期待していたよりも低かったのが残念だが、それを帳消しにできるくらい香りは好きだ。

クリスマスなんてすっかり縁遠くなってしまったが、Dickensを使うと子供の頃のワクワク感が蘇ってくる。記憶を呼び覚ましやすいのは嗅覚だというし、クラシックシェービングにはそういう楽しみ方もあるのかもしれない。

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