今回はカナダの職人系ソープメーカーであるHenri et Victoriaのシェービングソープを紹介しようと思う。買ったきっかけはHenri et VictoriaのクーポンコードがMaggard Razorsから送られてきたからだ。以前紹介したMike’s Natural Soapと一緒に購入したのだ。
La Poire Francaiseはフランス語で洋梨のことらしい。「La Poire Francaiseってなんだろうなー」と大して調べもせずに買ったのだが、届いてみて驚いた。甘い香りがするシェービングソープで、なんだかLUSHあたりの石鹸にありそうな香りだ。アラフォーのおっさんが使う香りではないことだけは先に書いておく。
使い心地
植物油をベースにしたヴィーガンソープで、柔らかめのソフトソープである。ブラシの水を多めにすると、勢いよく泡立つが少し泡が緩い気がする。普段はブラシの水を絞って、必要に応じて水を加えながらフェイスラザリングしている。ブラシを絞った方がコシのある泡が作りやすいようだ。
泡立ちはいいのだが、容器が少し小ぶりなので、勢いよく泡立つと容器から泡があふれ出てしまうのが少し使いにくい。容器から泡があふれ出るのがあまり好きではないので、Barrister and MannやPhoenix and Beauのような少し幅広の容器の方が使いやすいのだ。
保湿性は少し足りないとは思うのだが、実用上はそれほど問題ではない。刃の滑りもいし、肌の保護性は合格点と言っていいのだが、メジャーな職人系ソープと比べると心許ないところがある。
シェービングソープとしてのスペックだけでいうと、これよりも優れたシェービングソープは山のようにあるので、あえて選ぶ必要はないかと思う。
香り
シェービングソープの基本スペックはありきたりであるが、香りは少し変わっている。香りで選ぶシェービングソープだと思うが、冒頭で書いた通りアラフォーのおっさんが選ぶ香りではない。
洋梨の香りだが、洋梨そのものよりも、キャンディーや風船ガムのイメージだ。少し使ってソープの表面が平らになってくると、実は風船ガムなんじゃないかと思えてくるほど、甘い香りが漂ってくる。
平日に使うよりも休日に使いたい香りであることは間違いない。「アラフォーのおっさんが使う香りではない」と書いたが、子供が喜びそうな香りなので、小さな子供がいる人は使ってみてもいいかもしれない。あとは女性へのプレゼントにもいいだろう。
まとめ
シェービングソープの基本スペックは平凡ながら、香りは面白いので、いろいろな香りを試してみたい人はHenri et Victoriaを試してみてもいいだろう。実はもうひとつ趣が異なる香りのDuc de Santalも買ったのだが、こちらも香りがよかった。
今回紹介したLa Poire Francaiseに合うアフターシェーブがないので、香りを合わせたい人はアフターシェーブ・バームも一緒に買うことをオススメする。というか、一緒に買えばよかったと後悔している。
コメント