Ariana & Evans: ASIAN PLUMシェービングソープ&アフターシェーブ

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最近、Instagramでよく見かけるのがAriana & Evans(以下、A&E)のAsian Plumで、ずっと気になっていた。オリエンタルなパッケージデザインに目を引かれ、その香りが梅なのである。極東の小国の住民としては買わないわけにはいかないだろう、と思い購入した。

アフターシェーブはアルコールを含んではいるが、特に何も書いてないので注文してみた。ショップからの発送は少し遅いが無事に到着したので一安心した。

というわけで、今回はシェービングソープとアフターシェーブのセットアップで紹介する。

シェービングソープ

A&Eのシェービングソープは獣脂ベースで、ラノリンとヤギ乳を使用している。ラノリンはよく見るが、ヤギ乳はあまり見ない。サイトでもヤギ乳をかなり強調しているのだが、ヤギ乳の何がいいのかは見つけられなかった。というか、「使い心地がよければ、成分などどうでもいい」と思い、探すのをやめた。

容器を開けると桜の木のような色のソープで見た目に圧倒されてしまったが、獣脂らしい使いやすさのシェービングソープだ。泡も立てやすく、ブラシの水を絞っても絞らなくても、もっちりとした泡が作りやすい。

保湿性も優れており非常に優秀なシェービングソープだと思う。シェービングソープで一番好きなのはFineなのだが、それに負けず劣らずといったところだ。

クラシックシェービングの醍醐味である泡立ちを十分に楽しめるシェービングソープではないかと思う。

香りについては後の方で詳しく書くが、シェービングソープとしては少し強めの香りである。しかも、独特の香りなので香りが強いシェービングソープが苦手だったり、サンダルウッドのような香りが苦手な人は避けた方が無難だろう。

アフターシェーブ

アフターシェーブローションはフレグランスであり、スキンケア要素などほとんどないのだが、A&Eについてはスキンケア要素のあるアフターシェーブである。

アルコールは成分に含まれているが、少な目であまりアルコールを感じさせない。使用感としてはアフターシェーブローションというよりは乳液に近い。色も乳白色である。A&EがAftershave Splash & Skin Foodという表現をしているのはこのあたりの使用感の違いだろう。

保湿性は普通のアフターシェーブよりもずっと良く、保湿であればこれ1本でいいだろう。普段はバームを併用しているが、A&Eを使うときはバームを使っていない。ただ、少しベタつきがあるのが残念なところだ。

ほとんど乳液ではあるが、香りの強さと持続時間は普通のアフターシェーブと変わらない。朝つけて夜になっても薄っすらと残るくらいだ。

香り

香りは少し独特で、好みは分かれるところだと思う。オリエンタルな雰囲気にインスパイアされた香りというのは、極東に住む人間としては有り触れた香りにインスパイアされているので、年寄りじみた香りに感じる。サンダルウッドなんかは代表例で、いい香りだが、我々にとっては線香の香りである。

さて、実際の香りだが、一番感じるのはトンカ豆やバニラといった甘めの香りである。梅はその甘さの中に見つけることができ、コーヒーあたりの香ばしさがアクセントとして乗ってくるような香りのイメージだ。

全体的にはオリエンタルな香りで、西洋の人々はミステリアスと感じるらしいが、我々が感じるのはノスタルジアだろう。簡単に言うと、サンダルウッドのような寺院系の香りである。

まとめ

最初は「やっちまったかなー」と思ったが、慣れてると味わい深い香りだと思うようになった。特にアフターシェーブはミドルノート以降は落ち着いた雰囲気になり、リラックスできる香りになるので、最近は気に入っている。

今回紹介したAsian Plumはスーツに合わせるのは少し不自然ではあるが、クールビズくらいなら不自然ではないと思う。

A&Eのシェービングソープやアフターシェーブは非常に満足できるものなので、もっといろいろ揃えてみたい。

 

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