RazoRockの定番品であるXXXのシェービングソープとアフターシェーブをようやく購入した。1年以上前から買おうと思っていたが、先延ばしにしてしまっていた。買おうと思うと、どちらか片方が売り切れていたりしたのだ。
今までの運が悪かっただけかもしれないが、今回は運良くセットで買えたので、ぼちぼち書いていこうかと思う。
シェービングソープ
XXXは獣脂系のイタリアンソープで、かなり柔らかいソープだ。成分は獣脂、ラノリン、シアバターと定番のラインナップが含まれている。PLAGUE DOCTORはヴィーガンだったので、種類によって系統が違うようだ。Italian Shaving Soapと表記されているものが獣脂かと思ったが、必ずしもそういうわけでもなさそうだ。
柔らかいソープなので、泡立てはかなり楽にできる。最終的にはふんわりとした使い心地の泡ができるのだが、PLAGUE DOCTORよりももっちり感がある。泡の出来具合だと、RazoRockは獣脂(Tallow Acid)が入っている方がいいんじゃないかと思った。
保湿性や保護力もあり、そこそこいい感じである。数あるシェービングソープの中のひとつとして絶対的な評価だと「そこそこ」くらいじゃないかと思うが、費用対効果という相対的な視点を入れるとトップクラスではないかと思う。
容器はRazoRockらしくペラペラである。薄利多売感は漂っているが、 マスプロダクトにはなり切れていない感じはする。こういうところが、なんとなくRazoRockという感じがする。
アフターシェーブ
アフターシェーブについてもシェービングソープと同じように良くも悪くもRazoRockらしいプロダクトだ。
アルコールが強めで刺激が強い。アルムテストをパスしていても、アフターシェーブの刺激はビリビリくることがある。 RazoRockのアフターシェーブでのテストをパスしつつ、完璧な仕上がりになるのは2回に1回くらいだろうか。 RazoRockのアフターシェーブを使うたびに「まだまだテクニックが足りないなぁ」と思う。
保湿力は高くないので、追加のケアは必要になるかと思う。アイテムの役割としてはスキンケアというより、フレグランスとしての役割の方が強い。 アルコールベースのアフターシェーブには保湿力といったところは求めていないので、ここらへんは特に問題はない。
香りの持続力はシトラス系のわりに長めに感じたので、フレグランスとして使う分には優秀な方じゃないかと思っている。
香り
香りはシトラスが主役でウッド系の香りが混ざり、少しビターなオレンジという感じの香りだ。Stirling Soap Co.のPIACENZAと似ている。というか、だいたい同じ。おそらく元ネタはどちらもAcqua di Parmaのコロニアのようだ。
太陽の日差しの下で使いたくなる香りだけども、高温多湿な熱帯で使いたいかというと少し違うかな。細かいことを気にしなければ春から夏にかけて使いたくなるが、手元にPIACENZAがあるので厄介だ。明確な使い分けができないし、Stirlingの方がプロダクト全体が優れているので、XXXはそんなに出番はないだろう。
暖かくなる春から初夏にかけてオンでもオフでも気軽に使える香りだし、値段は安いし、なかなかいいのではないだろうか。
香りの強さはそれほど強くないが、弱いというわけでもない。持続性はシトラスの割には長めで、弱い香りが長く続くという感じだ。朝~夕方くらいまでほんのりと香っている。
まとめ
PIACENZAがあるからいいや、と思いあまり出番はない。持ってるものと同じような香りを買ってしまうと、意外とショックが大きいなーというのが今回の学びであった。外れは外れで楽しみが多少はあるものの、同じものっていうのはなかなか使い道が難しいところだ。
個人的には完璧に外してしまったのだけど、シェービングソープやアフターシェーブは値段のわりにいいと思うし、香りも使うシーンや年齢をあまり選ばないので、客観的に見ると買ってもいいんじゃないかな。
コメント