YaQi: 24mm Aqua High Mountain Silvertipシェービングブラシ

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毎年11月11日といえば、Alibabaのセールだ。すっかり年中行事と言ってよくなってしまった。今年(2019年)の売上は4兆円だそうだ。1日で4兆円なのでえらいことだ。中国企業の目覚ましい発展には目を見張るものがある。

とはいえ、Alibabaの消費者向けマーケットプレイスであるところのAliExpressは玉石混淆の混沌とした市場である。そんな中でウェットシェーバーから一定の支持を集めるのがシェービングブラシを製造販売するYaQiだ。今年はスルーするつもりだったが、High Mountain Badgerのシェービングブラシが1700円くらいだったので条件反射で買ってしまった。普段は4500円くらいだったと思う。しかも、送料無料。

AliExpressの送料無料は届くのに1ヶ月かかったりするが、通常通り2週間くらいで届いた。素晴らしい。

以前も書いたが、このシルバーチップとかなんとかはあくまで「当社比」である。業界標準のような規定はないので、シルバーチップと言われたら「ああ、そうなんだ」と一旦信じるほかない。少なくともYaQiの中ではシルバーチップよりも高級な毛であることは確かである。以前、シルバーチップのブラシを買って満足しているので、それもよりもいいものということになる。

見た目

YaQiの中でもハイエンドなブラシで、アナグマのシルバーチップよりもさらにやわらかい部位の毛を使用している。どこのことだかはわからないが、とりあえずSilvertipよりもやわらかいらしい。

ノットの形状はバルブ型と呼ばれる少し丸みのあるブラシで、幅は24mmと少し幅広だ。初心者向けの大きさではないのだが、このくらいの大きさの方がクラシックシェービングしている実感が持てるので、この大きさが気に入っている。それに、これ以上大きくなると、今度はブラシスタンドの選択肢がなくなってくる。ロフトは55mmで標準的なサイズじゃないかと思う。

ハンドルはレジン製で水色の透明感あるハンドルだ。決してオシャレではないし、手が込んでいるわけでもない。ヨーロッパ製に比べると、やはりイマイチ垢抜けない感じがするが、値段が値段なので目を瞑るしかない。金型は数種類しかないようなので、ハンドルは単純に色が違うくらいしかパターンがない。

ハンドルの高さは65mmで、ノットに合わせて少し太めのハンドルだ。持ち手は持ちやすく、使うのには不自由しない大きさだろう。

使い心地

アナグマ毛は毛に含まれる油分が多いので入念にブレイクインをしてから使い始めた。泡立ちは良好だが、ソープの泡がブラシに少し吸い込まれるような感じがするので、普段は少し硬めに泡立てて使っている。

肌触りはYaQiのシルバーチップよりも柔かい。柔らかくてもほどよくコシがあり、ヘタれているような感じは一切しない。毛先が肌に優しく当たるので、使い心地はとてもいい。

普通のシルバーチップとは確かに違うが、感動するほどの違いはない。そこらへんの部分はあまり期待はし過ぎない方がいいだろう。セール価格であれば、コストパフォーマンスは劇的に高いと思うが、通常価格だとノーマルのシルバーチップと人工毛の2本買った方が幸せかもしれない。

ブレイクインから使い始めの2〜3回くらいは少し毛が抜けたが、それ以降はほとんど抜けていない。価格の割にブラシの品質はよく、よくわからない中国製のように使うたびに毛が抜けるようなことはない。

まとめ

セール価格で買ったので満足感は高いのだけど、通常価格だと少し期待が外れるかもしれない。如何せん、他のブラシが安い中でこれだけが少し強気な価格設定になっているので、期待も過剰になってしまうところはあるだろう。YaQiはAlibabaセールには積極的に参加するのでセール狙いで買ってもいいかもしれない。

YaQi自体は世界市場でちゃんと商売しようとしている会社なので、玉石混淆のAliExpressの中でも信頼できるショップだと思っている。何本か買っているが、どれも価格に比べると満足感が高い。高級ブラシと比べれば足元にも及ばないかもしれないが、ブラシにあまり興味がない俺みたいな人には、うってつけなのだ。

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