Omega: シェービングブラシ #10048 (48 Pro)

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Prorasoのシェービングブラシを購入したら、Omegaのブラシだった。バカデカ豚毛こと、48 Proとどう違うのか気になり、48 Proも購入した。

Omega #10048 (48 Pro)

Omegaのバカデカ豚毛こと48 Proは定番の豚毛ブラシである。豚毛に限らずシェービングブラシだとSemogueあたりも有名であり、OmegaとSemogueが定番という感じがする。Omegaのアイコンというか、「Omegaといえば、これだよね」という象徴的なブラシが48 Proである。少なくとも俺はそう思っている。

特徴はデカい。これだけ。唯一無二の大きさである。公式サイトに具体的な記載は見当たらなかったが、ショップのサイトを見て回ると、ロフトは68mm、ノットは26mmとかなり大きめ。シェービングブラシの大きさはノットが大体20mmから24mmが平均サイズなので、平均よりもかなり大きいことがわかる。24mmでも大きいと感じるので、26mmはそれよりも一回り大きいことになる。

ノットよりもブラシの高さにあたるロフトである。ロフトは68mmと規格外に高い。48 Proの存在感はこのロフトの高さである。「え?使いづらくない?」というのが率直な印象で、定番であるにも関わらず今まで使ってこなかった理由でもある。

冒頭のProrasoブラシが48 Proと似ており、「どう違うんだろう」という疑問がなければおそらく一生買うことはなかった。Prorasoブラシは48 Proよりも小さめ。ノットはそんなに違わないが、ロフトはProrasoブラシの方が短く、短い分、少し固く感じる。

比較するものがないのでわかりづらいけど、かなりパーツ各々がでかい
毛はホワイトだが、よく見ると黒い毛も混ざっている

ブレイクイン

天然毛なのでブレイクインが必要となる。中性洗剤に2時間浸した後に泡立てる方法を3セットくらいやった。リモートワーク中の片手間でやっていたので、あまり苦ではなかった。普段なら浸け置きを待っていられないので、1時間程度で終わらせて、あとはひたすら洗うということをしているが、リモートワークの片手間でブレイクインするという方法を身につけてからはのんびり、じっくりブレイクインするようになった。

ブレイクインが一通り終わったが、やはり獣っぽい匂いは残る。これは使っていればそのうちなくなる。ラザリングしてみて、油脂が落ちてることを確認できたら、ブレイクインはおしまい。

使い心地

ノットが大きいアナグマ毛を使っているせいか、それほど違和感なく使えた。ノットが小さいブラシを使っている人は使用感がかなり変わるだろう。泡立ち具合がかなり変わる。ブラシが大きい分、シェービングソープが多くローディングされ、ブワッと泡立つ感じがする。ボウルでラザリングする場合は大口径の方がいいだろう。ノットが大きいブラシはフェイスラザリングの方が向いている気がする。

豚毛ブラシとしては密度があり、使い心地は悪くない。毛の柔らかさでいうと、シルバーチップには敵わないが、使い込んでいくうちに柔らかくなっていくだろう。おろしたてだと豚毛の感触でコシが強い。ノットだけではなく、ロフトも高いので、押し付けるようにラザリングすると使いにくい。力を入れずに撫でるように泡立て、刷毛で塗るように肌に泡を塗りたくるような使い方になるだろう。

フェイスラザリングをするなら、ハンドルを持つよりもりも、毛の根本をつまむようにして持った方がラザリングがしやすいかもしれない。

使いづらそうな印象があったが、実際に使ってみると思ったよりは使いづらくない。毛の部分よりもハンドルの太さの方が使いづらい感じがしたが、3回くらい使っていれば慣れるレベルなので問題ない。

毛の密度が高いせいか、Semogue 830やOmegaの小径ブラシと比べると、ブラシを使っている感が強い。特にフェイスラザリングだと実感でき好きな感触である。「クラシックシェービングしてる!」という実感がすごく湧いてくる。ブラシはそんなに興味ないが、このブラシは唯一無二感が強く、おもしろいブラシだと思う。

まとめ

今更、定番ブラシを買ってみたが、これは面白いブラシであった。最初の一本に選ぶのはどうかと思うが、2本目や3本目に選んでみるのがいいと思う。安いので気軽に買えるというのもポイントが高い。抜け毛も少ないので、安いわりに長く使えるのではないだろうか。

ハンドルがプラスティック感が強く、安っぽいのが難点である。実際、安いので高級感を求めるものではないと思うのだが、20ドルくらい高くていいのでプレミアムモデルみたいなの出してほしい。

ノットを解体して別のハンドルに移植するような魔改造もできそうな気がする。

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