クレジットカードを作るのに重要だと思うこと

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昨年の9月に20年ぶりくらいにクレジットカードを作った。今まではめんどくさいのを承知でデビットカードを使っていた。このブログで紹介しているシェービンググッズは全部デビットカードで、実質的に現金払いである。

クレジットカードは便利だが、どうしても腑に落ちないところがある。カードの表面に番号、有効期限、名前が書いてある。裏面にはセキュリティコードである。カード自体に書いてあるのにセキュリティコードである。どこが「セキュリティ」なのか。決済に必要な情報がカード1枚に詰まっているではないか。21世紀にどうしたらこうなる?昭和であれば券面をよくわからん機械でガチャンと紙に写す作業があるのでわかる。だが、昭和は終わったのだ。

ポイントとかどうでもいいから、カードにありとあらゆる情報が詰まってるのやめてください。

それでクレジットカードは作らなかった。デビットカードは銀行口座から直接引き落とされるので、0になるリスクはあるが、マイナスになるリスクはない。クレジットカードはマイナスになる。そんな危険なものを店員に渡すのか。12桁の番号なんか、暗記しようと思えば暗記できるよ?

ナンバーレスというソリューション

そういうわけで、頑なにクレジットカードを作らなかったのだが、ある日、ナンバーレスというクレジットカードがあるのを知った。カードの表面には何も書いてない。裏面に名前だけが書いてある。すごい!これだ!これしかない!もはやカードである意味がないけど!

そういうわけで早速ナンバーレスのカードを作った。三井住友カードである。VISAカードを日本で最初期に普及させた会社はやることが違いますね。申し込んで5分で審査が終わり、アプリをスマホにインストールすれば、iDやVISAタッチでの決済、ネット通販などカード本体が不要な決済であれば、すぐに使えた。カード番号とかはアプリで表示する。ハイテクだね。

1週間だかそのくらいで物理カードが届いたが、基本的にはApple Watchで決済するので物理カードが役に立つことはほとんどない。何も書いてないし。

思ったよりもキャッシュレスが捗る

デビットカードを使っていたときはメインの銀行口座から決済用の銀行口座に振り替えるのがめんどくさくて、現金で決済することも多かった。あと、頑なにVISAデビットをApple Payに対応させないAppleのせいで、選択肢がそもそも少ない。みずほ銀行のJCBデビットとか、そのくらいしかなかったような気がする。

普通のクレジットカードであれば、大体はApple Payに登録できるし、メイン口座からデビットカード口座へ残高を移し替える必要もない。

現金は全く持ち歩かなくなった。財布の中に36円しかない状態でここ2ヶ月を過ごしている。VISAタッチ決済、iD、交通系ICでどうにかなる。

現金よりわずかに得する

クレジットカードは現金よりもわずかに得である。1回払いなら利息が出ないので、支払をわずかに遅らせることができる。同じ金額なら「未来の金額より現在の金額の方が価値が高い」という貨幣価値の概念がないのだ。出て行く金額は同じであっても、今なのか将来なのかで貨幣価値は変わる。そのギャップを埋めるのが金利(利息)である。ポイントよりも、こっちの方が得する感じする。

定期代の支払いを遅らせて差益を取る

クレジットカードの支払いは締日と支払日の概念がある。末締め、翌月26日みたいな感じである。25日に支給された定期代を翌月1日にクレジットカードで買うと、定期代の支払いが翌月26日となり、約2ヶ月遅らせることができる。1月25日に定期代支給、2月1日に定期券購入すると、支払いは3月26日になる。

ここで支給された定期代を株なり投資信託なりにして支給日からクレジットの支払日までの間で差益を狙える。市場の状況にもよるが、6ヶ月分の交通費であれば小遣い程度になる。

ポイント

どんなクレジットカードでも使った金額の0.5%程度のポイントがつく。あらゆる生活費をクレジットカードで支払えばそれなりのポイントになる。三井住友カードの場合は基本0.5%で使う店によって上乗せされる。貯まったポイントはVISAプリペイドへ1ポイント=1円で振り替えられるので、その金で半額セールの電子書籍(Kindle本)を買っている。

どのカードが一番得かは人それぞれの生活スタイルによるんじゃないかな。還元率低くても汎用性で選ぶのか、還元率高いけど特化型で選ぶのかによっても違うと思う。流動性こそがポイントの価値だと思っているので、還元率よりもいかに現金に近い流動性で使えるかを重視している。

利便性よりもセキュリティを重視

クレジットカードは現金よりも利便性が高いし、少し得なのだが、セキュリティが高いことが前提だと思っている。なんかしらのリスクが顕在化すれば、利便性や得よりも損失の方が大きい。不正利用された後に救済措置はあるが、回避できるリスクは回避した方が全体としては得である。事後策よりも事前策の方が損失が少ない。

今、クレジットカード作るならナンバーレスが一番よさそうな気がする。

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