Asylum Rx -v2

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ホルダーを買うのは久しぶりで、最近はホルダーを買うことも少なくなった。為替相場が円安であることも要因の一つだが、そんなに欲しいものがないのが大きな要因である。新しいホルダーはそんなに出なくなった気がする。Above The Tieもなくなり、Blackbirdの傘下になりますよっていうメールが来ていた気がする。世の中は原材料高でもある。

そんな世相の中、買ったのがAsylum Rx -v2である。セカンド品(いわゆるアウトレット)で安くなっていたので買ってしまった。AC片刃のホルダーである。よし、買おうと思うのはスラントかAC片刃のどちらかしかなくなった。

初代よりもマイルドになったと書いてあったが、初代は持ってないのでよくわからない。

見た目

少し変わった見た目をしている。わかりやすく言うと、Cobraに近いかな。構造は特徴的なのだが、一応はスリーピースということになるのだろうか。普通はベースプレートとヘッドキャップを重ねて使うのだが、ヘッドキャップをベースプレートにある溝に滑り込ませるように固定する。ベースプレート側の凹とヘッドキャップ側の凸を合わせて、滑り込ませる仕組みになっている。構造としては、縦に分かれるようなイメージか。

今回購入したのはセカンド品で、ここの噛み合わせが緩いらしい。刃をセットした状態では大丈夫だが、刃をセットしない状態でホルダーを振るとカチカチと音がする。基本的には刃をセットした状態で使うので問題ない。

スペックはハンドルが56g、ヘッドが52gでステンレス製。ヘッドは逆三角形でヘッド側がかなり重たい。ハンドルは細めである。

見た目に惹かれて買ったので、細かいスペックはどうでもいい。逆三角形のヘッドがハンドルを自然に交わるような流線型の見た目が最も魅力的である。

使い心地

初回は刃を立てすぎたようで失敗。失敗というか、うまくいかなかった。どうやら、ホルダーの背面を正面にするようにして剃るとうまいこといくらしい。使い方のミソというか、コツを掴んでからは快適に使っている。普通のホルダーとデザインがかなり違うので、初回は難しいな。

剃り心地はそこそこアグレッシブである。最近のAC片刃はマイルドに寄っているような感じがするが、ひと昔前のAC片刃といったイメージかな。肌当たりは強烈というわけではなく、「アグレッシブだなぁ」と思うくらい。iKonのMR SEとか、Above The TieのオープンコームSEに近いかもしれない。

追い込みながら使うよりも、一発で剃り切るような使い方になるかな。

デザインは特徴的だが、使いにくさは特に感じない。重量バランスがヘッド側に寄っているが、それにより使いづらさは感じなかった。デザインが普通のホルダーとは違うので、使っていて楽しい。ホルダーとしての使い心地は珍しいものではないが、普通のホルダーとは違う気分で使える。使うこと自体に価値を感じている。

使う過程に満足できる時点でホルダーの価値は十分なのだが、使った結果も大変良い。3パスで満足な仕上がりで、言うことはない。とはいえ、アグレッシブなホルダーが好きな人向けな仕上がりではある。マイルドホルダーが好きな人は少しキツめかもしれない。

まとめ

セカンド品ではあるが、実用性に問題がなかった。意外とセカンド品は狙い目というか、今まで買ったセカンド品で失敗や後悔はしたことがない。一応、趣味でやっているわけだが、実用寄りの趣味ということもあり、セカンド品はあまり気にならない。「こういう欠点がありますよ」と明記されていることがほとんどだしね。

Asylum Rx -v2はどちらかというと、2本目、3本目以降のホルダーかなとは思う。日常的に使うのであれば、安くていいものはたくさんあるし、あえてこれである理由はあまりない。実際のところ、ベストな一本だとは思わない。いろいろな意見はあるだろうけど、Above The TieのSE1とか、Colonial RazorsのGeneralの方が好き。アグレッシブに寄せたとしても、他に何かあるんじゃない?という気がする。

「普段とは違う気分で」とか実用よりも感情や情緒の方に価値を向けたときに選ぶホルダーかな。

Asylum Rx -v2

189 USD
8.6

使いやすさ

9.0/10

デザイン

10.0/10

快適さ

8.5/10

深剃りのしやすさ

9.5/10

価格

6.0/10

Pros

  • デザインがかっこいい。
  • 深剃りしやすいわりに肌当たりがいい

Cons

  • 価格が高い
  • 売っているショップが少ない

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