とうとう片刃の代表格であるMongooseを買ってしまった。ちなみに、初めてのステンレスヘッドである。
モダンな片刃の先駆けであるCobra Classicにインスパイアされたホルダーが初代Mongooseで、コブラに対抗できる動物ということでマングースの名前がついている。今回、購入したのは2代目のMongoose IIである。
ハンドルとセットだと輸入消費税がかかるので、ヘッドだけを先に購入し、通関してから純正ハンドルを購入するというめんどくさい方法で購入した。色々と事情があるのだ。
ハンドルはBarber Pole Handleで、八角形のハンドルは在庫切れであった。
見た目
ヘッド
初代Mongooseはシャイン仕上げだが、今回のMongoose IIはマット仕上げで、質感はiKonのShave Craftシリーズに近く、色は銀色というより灰色に近い。
実物は写真で見るよりも少し大振りなヘッドに見えるが、他の片刃ヘッドと比べてみると厚みや奥行きはそんなに変わらなかった。
無骨な見た目ではあるが、ちゃんと作り込まれている雰囲気を醸し出しているところに美しさを感じる。
初めてのステンレス製ヘッドなのだが、思っていたよりもずっしりとしていて、想像以上の重量感がある。ステンレスハンドルと組み合わせると、使いこなせるかどうか不安になるくらい重い。
バーバーポール・ハンドル
ハンドルもステンレス製で思っていたよりも太く、iKonやWeberのブルドックハンドルと同じくらいである。長さとしてはロングハンドルなので、全体のサイズとしてはiKonのOSSハンドルより心持ち長いくらいである。
正直な話、ハンドルは買わなくて良かったかもしれない。iKonのOSSハンドルがあるなら、このハンドルはいらなかったんしゃないかと思う。ローレットくらいしか違いがなかった。
ここらへんはお揃いにするのことに意味がある、と自分を納得させて気にしないことにする。
剃り心地
フェザーのプロフェッショナルブレードで試したが、実にスムーズに剃れる。肌への当たりは片刃にしては弱い方だが、マイルドとまではいかず、Merkur 37Cあたりに近いだろう。マイルドに感じるが、油断は禁物といった感じだ。
片刃ホルダーで比較すると、Colonial RazorsのGeneralよりマイルドなので、片刃の中ではマイルドな方なんじゃないかと思う。
エフェクトアングルはやや厳しめに感じた。それなりのアングルキープを要求されるが、狭いアングルで角度をキープするわけではないので使い易さを損ねるというわけではない。
最初に使った時はオールステンレスの重さに戸惑ったが、2回目以降は剃りやすかった。やはり、ホルダーの重量感は正義である。
剃り上がり
当たりの軽さのわりに深剃りが効き、人によっては逆剃りは不要かもしれない。片刃全般に言えることだが、両刃よりも深剃りできる。
深剃りできるが、肌への負担は少なくアルムテストは余裕でパスできる。簡単にBBSな剃り上がりになるので、素晴らしいホルダーである。
剃り上がりとしてはGeneralやHAWKと同等ではあるが、肌ダメージはMongooseの方が少ない。
まとめ
メイド・イン・アメリカの本気といった感じのホルダーである。全体としてはゴツめの印象だが、心地よく剃れ性能がいい。文句のつけようがないホルダーだと思う。
片刃のホルダー、というかヘッドは短期間に色々と買ったが、最初からMongooseを買ったら良かったのではないかと思う。
だがしかし、例えMongooseを最初に買ってもきっと色々ほしくなるのだろうなぁ。
コメント
いつも楽しく拝見させて頂いております。
先日別の記事で深ぞりを重視するなら片刃もオススメして頂きましたが、色々調べてみて興味が湧いてきたのが、mongoose razorでした。
記事ではmongoose Ⅱですが、アグレッシブ度合いではアジャスタブルと言うところのどの辺りでしょうか?
また、mongoose Ⅱは結構値がはるのでステンレスではなくアルミを稼働しているのですが、何か違いなどご存知でしたら、是非教え下さい。
R.G.Yさん、こんにちは。
コメントありがとうございます。
片刃と両刃だと感触がまったく違うので、
比較はあまり当てにできないのですが、
アジャスタブルでいうと、6-7というところです。
Mongooseのステンレスとアルミの違いは重さですね。
特にこだわりなければアルミでいいと思います。
では、またお待ちしてます。