とうとうiKonからちゃんとした片刃ヘッドが発売された。最初の片刃はEl Jefeで、このブログでも紹介したが、いろんな意味でアグレッシブなヘッドであった。そのEl Jefeの後継モデルとして発売されたのがMR-SEである。
El Jefeの後継は個人的には待望の片刃ヘッドで、ショップが入荷するのを心待ちにしていたので、かなり期待が大きかった。
El Jefeとの違い
El Jefeの後継モデルなので、El Jefeと比べてみよう。
見た目
見た目はEl Jefeとほぼ同じである。ベースプレートがEl Jefeのものより心持ち大きいのと、MR-SEの方が灰色かかっているくらいしか違いがないので取り違えてしまいそうになる。
トップキャップとベースプレートの噛み合わせは修正されており、刃が斜めに装着されたりせずに替刃のセットがしやすくなっている。El Jefeの微妙な使いにくさは全体的に解消されており、プロダクトとしてちゃんと作られている。(El Jefe自体はアウトレット価格で半額だったので不満は持っていない)
全体的な印象としてはEl Jefeと同様、シンプルなヘッドでこれといった特徴はあまりない。
画像は左がMR-SE、右がEl Jefeである。見た目は大きく変わっていないことがわかる。
剃り心地
El Jefeは肌への当たりが強く片刃の中でもアグレッシブであったが、MR-SEは少し落ち着いておりEl Jefeよりもスムーズな剃り心地である。剃り上がりはEl Jefeと変わらないので剃りやすさとしての使い勝手も向上している。
完全にEl Jefeの後継で、El Jefeの欠点はすべて解消されていると言っていいだろう。
片刃ヘッドとしての使い方やすさ
片刃ヘッドとして見ると、手持ちの中ではアグレッシブなヘッドである。RazoRockのHAWKよりもアグレッシブだ。決して快適とは言えないが不快ではなく、アグレッシブさのわりにスムーズに剃れる。替刃は貝印のチタンマイルドでも、フェザーのプロフェッショナルブレードでもどちらでも問題なかった。
肌への当たりが強いので日常使いには少し向いてないが、個人的な感覚だと2日連続くらいであれば問題なく使えるかと思う。出番としては週に2回くらいではないだろうか。
アグレッシブなヘッドなのでアングルキープは難しくなく、多少いい加減でも刃が届く。片刃なので刃渡りがあり、広範囲にそり落とせるので手早く剃れるのはいいところじゃないかと思う。
まとめ
期待通りEl Jefeの欠点はすべて解消され、角が取れたヘッドだと思う。とはいえ、使いやすさではやはりColonial RazorsのThe Generalとか、Mongooseの方が使いやすい。日常使いのためというよりは、遊びで使うヘッドじゃないかと思うが、アグレッシブなホルダーが好きな人はMR-SEの方は大変おすすめである。
iKonのサイトには「ハンドルは安っぽいものではなくて、iKon製がオススメ」とあり、ここらへんはEl Jefeの時から変わっていない。今回は同じiKonのBambooハンドルをセットで注文したが、余分な重さがなく使いやすかった。Bambooハンドルの方は誰が使っても使いやすいんじゃないかと思う。
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