アフターシェーブ比較: 4711ポーチュガル vs JPコロニア

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国内で手に入るアフターシェーブ・ローションといえば4711ポーチュガルとJPコロニアだと思っている。今回は国内二大アフターシェーブ・ローションだと勝手に思っている4711ポーチュガルとJPコロニアを比較してみる。

どちらも使い切ってしまったので、今回の写真はFlickrから引用している。

4711ポーチュガル

4711はもともとドイツのオーデコロンでアフターシェーブもあるが、ポーチュガルのシリーズは日本産で、日本国内でしか手に入らない。オリジナルは海外でしか手に入らないようだ。

定価2700円と意外と強気な値段で、国産の大衆向けアフターシェーブよりやや高級といういったところである。普通のドラッグストアには売っていないが、ホームセンターに売っていたりするので立ち位置がよくわからない。

香り

アフターシェーブのわりにオーデコロンや香水のようにトップノートからラストノートと段階的に香りが変化していく。こういうのは国産アフターシェーブにはないので、オーデコロンメーカーのプライドを感じる。香りの持続力は、やはりアフターシェーブなので昼くらいまでしかもたない。

トップノートはオレンジであるが、どちらかというと人工的なオレンジの香りである。トップノートなのでシトラスは5分程度で消えてしまう。ミドルノートからラストノートにかけてはムスクのクラシカルな香りで、いわゆる床屋さん系の香りである。

少なくとも20代の香りではないが、中年臭いというわけでもない。上品な香りなので、バーバーショップ系の香りが好きであれば、試してみるのもいいだろう。

使い心地

アルコールベースなのでそれなりに刺激はあるが、肌が痺れるほどではない。保湿性についてはあまり期待できないので、乳液やクリームといったケアが必要になるだろう。

同じポーチュガルのシリーズでスキンミルクというのがあるが、こちらは試していないので保湿性についてはわからないが、レビューを見る限りだとアフターシェーブとは香りがイマイチ合わないようである。

保湿のケアは無香料のものを選んで香りを楽しむ、という使い方になるかと思う。

収斂作用はアルムブロックとウィッチヘーゼルを使っているので、よくわからないが、成分表を見る限りだと収斂作用についてはちゃんと役目を果たすはずだ。

JPコロニア

改良前の4711ポーチュガルを再現するのがコンセプトのようで、外見はラベル以外ほとんど同じで、同じ形の瓶に入っていてる。値段は4711ポーチュガルより少しだけ安い。

こちらもドラッグストアでは見たことがなく、ホームセンターに売っていた。4711ポーチュガルよりもさらに実店舗での取り扱いが少ないので、買うとしたらAmazonなどのネット店舗になるだろう。

香り

香りも4711ポーチュガルと同じくオレンジだが、JPコロニアの方がよりオレンジらしい香りである。なんだか飲めそうな気がしてくるくらいオレンジのいい香りがする。

ただ、4711ポーチュガルのような香りの持続性はなく、すぐに香りが飛んでしまうのでオーデコロンのような使い方はできないだろう。ミドルノートという概念はない。シトラス系は香りが飛びやすいので、ここらへんはやむを得ないところだろう。

香りの持続性は15分がいいところなので、ほぼ無香料と言ってもいいかもしれない。シェービングソープと合わせやすいのは利点ではないだろうか。

若い人でも違和感なく使えて意外とオールマイティに使える。

使い心地

こちらもアルーコール濃度高めなので、保湿効果はあまり期待できない。4711ポーチュガルよりは心持ち保湿効果がある程度である。

やはりプラスアルファのスキンケアが必要になるだろつ。

まとめ

アフターシェーブとしての効能というところでは4711ポーチュガルとJPコロニアに大した差異はないように思う。

決め手としてはやはり香りになる。オーデコロンの効果が欲しければ4711ポーチュガルだし、無香料に近い方がよければJPコロニアだろう。

個人的には4711ポーチュガルの方が好きである。このシリーズはクラシカルなラベルがたまらなくカッコよく、大して欲しくもないのに買ってしまいそうになる。

4711ポーチュガルについては、アフターシェーブはリピート購入していないが、ヘアトニックの方を定期購入している。

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