前回に引き続き、PAA(Phoenix Artisan Accoutrements)のアイテムを紹介したい。PAAの定番であるCaDだ。
CaD自体はクラシックシェービング界隈では定番のバーバーショップ系の香りで、各メーカーが出しているため、競合品が多い。香りの系統が同じものはあまり買わないのだが、FineのAmerican Blendが切れたので、今回はCaDを買ってみた。
詳しい比較は後ほど書くが、同じバーバーショップ系の香りでも微妙に違いがあり、奥が深いことがわかった。バーバーショップ・シリーズを試してみたい気持ちになってくる。
シェービングソープ
CAVENDISHとほぼ同じなので、あまり書くことないので、さらっと特徴だけ。前回の記事を読んだ人は読み飛ばしていいだろう。
柔らかめのソフトソープに分類されるソープで、ヴィーガンソープだ。泡立ちがいいので、ブラシの水分は少なめにしておかないと、もりもり泡立ってしまう。水分多めで泡が荒いまま泡立ち過ぎると、泡立てにくいかと思う。
ここらへんの水加減はソープによって、けっこう違うのだが、獣脂は多め、ヴィーガンは少なめくらいの判断で間違いはないと思う。
保湿性も十分でカミソリの刃もよく滑り、とても使いやすい。職人系ソープはここらへんの性能は心配する必要はなく、メジャーであればあるほど性能が高いように思う。こういったソープを使う人は様々なソープを使っているので、ある程度の性能は担保しておかないとそもそも売れない(=メジャーになれない)のだと思う。
クラシックシェービング界隈は世界的に見てもマイナージャンルなので、まだ口コミを信用できるのが安心だ。というか、口コミ以外に信頼できる情報源がなく、インターネットがメディアに毒されていない、古き良き時代を思い出してしまう。
アフターシェーブ
これも基本的な性能はCAVENDISHと同じだが、最大の違いはメントールが多めであることだ。清涼感としてはかなり強めで、FineのAmerican Blendと同じくらいだ。
このブログでずっと「メントールが苦手」と言っているが、清涼感そのものが苦手なのもあるが、つけすぎると肌がかぶれる体質なのが大きな理由だ。CaDも最初につけすぎてしまい、肌がかぶれてしまった。
製品自体に問題があるわけではなく、使い方と体質の問題だ。適量を守るように気を付けているので、最近はかぶれることはない。同じような体質の人は気を付けた方がいいだろう。メントールのオーバードーズでかぶれる人はけっこういるようだ。メントール耐性がある人がうらやましい。
というわけで、少量の使用を心掛けているが、それでも香りの持続性は長く、朝に使用して夕方くらいまでは香っている。
香り
製品説明のとおり、バーバーショップの香りだ。CaDはFineのAmerican Blendと比べると、少し古めかしい香りがして、American Blendの方がすっきりとしたストレートな香りだ。
違いとしてはベチバーやクマリンあたりの香りだろう。特にクマリンは桜餅の独特な香りで、古めかしいような印象はここから来ていると思う。クラシックな雰囲気が漂う香りで、落ち着きのある印象を与えている。
定番のバーバーショップの香りではあるが、ちゃんと個性があり気に入っている。
まとめ
全体的に気に入っているのだが、やはり強めのメントールが体質的に受け付けなかったのは残念だった。これは製品と体質の相性なので、仕方がない部分なのでうまく付き合っていくしかない。
香りもとてもよく、同じバーバーショップ系の香りであるClub Guyも試してみたくなった。たぶんメントールは同じように強めだと思う。
PAAはもう少しいろいろ試してみたいのだが、ソープとアフターシェーブを合わせると、けっこう高くなるのでのんびり揃えていこうと思っている。
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