Pinaud Clubmanといえばアフターシェーブの定番だ。いろいろな種類があるので試してみたいものの、1本の容量だと多過ぎるので、どうしたのものかと悩んでいた。なんとなくeBayを見ていたら、サンプルサイズがほどよい価格で売っていたので、以下の5本を買ってみた。
- Bay Rum
- Lilac Vegetal
- Musk
- Classic Vanilla
- Special Reserve
どれも容量は50mlだ。いろいろな種類を日替わりで使っているので、実はこのくらいのサイズがちょうどいい。
使用感としてはどれも同じなので、全体的な使用感のあと、各々の香りを紹介していきたい。
全体的な使用感
使用感としては可もなく不可もなくといったところだろう。典型的なアルコールベースのアフターシェーブといった感じで、冬場はバームなどプラスアルファでの保湿が必要になる。
香りは各々違うが、全体的な傾向としては価格相応で作りものっぽさを感じる。あと、トップノートというか、つけた直後は香りがかなりキツい。すぐに落ち着くとはいえ、慣れるのは時間がかかるかもしれない。
香りの持続性は平均的で、単調な香りである。
Bay Rum
今回買った中ではおそらく一番香りがいい。作りもののような感じは少なからずあるが、ベイラムらしい香りではないかと思う。
ベイラムのシェービングソープは定番の香りなのだが、アフターシェーブは手に入りにくい。Pinaud ClubmanであればeBayに出ており、手に入りやすいので候補に挙げてもいいのではないかと思う。
Lilac Vegetal
ライラックの香りで、いわゆるフローラル系なのだが、作りもの感が溢れており、トイレの芳香剤としか思えない。
今回買った中では一番残念な香りだった。
Thayersのラベンダーも微妙であったし、この価格帯のフローラル系は避けた方が無難だということがよくわかった。
Musk
ムスクの香りだが、温かさはあまり感じない。大衆系のアフターシェーブそのものの香りで、良く言えばクラシック、悪く言うとジジ臭い。
香りに深みがないので、どうしても安っぽく感じてしまう。職人系のシェービングソープだとあまり合うものが少ないのではないだろうか。「どうせ合わないから、これつけとけ」みたいな発想だと、逆に使いやすい。
5本の中で一番香りが強いと感じた。
Classic Vanilla
香りの系統としてはMuskに近いが、こちらの方が落ち着きがある。バニラだが、スパイス系やフローラル系の香りもあり、甘さはあまり感じない。
バーバーショップ系の香りで、クラシックシェービング界隈の人であれば、抵抗は感じないだろう。タルクの香りのノーマルClubmanやMuskよりも、こちらの方が馴染みある香りである。
Special Reserve
買うまで一番想像できなかったのだが、レザーの香りであった。海外の人が言う「男らしい」香りである。
なんとなく買ってみたのたが、Phoenix and BeauのSPITFIREに近い香りなので、個人的には一番の当たりであった。
日本ではあまり馴染みのない香りなので、好き嫌いは分かれるかもしれない。
まとめ
比較的新しい蒸留酒の香り(ウィスキー、ジン、ブランデー)も買ってみようかと思ったが、そんなにたくさんはいらないので、古めのラインナップから選んだ。
結局はYMMVの世界だけども、当たり外れはあると思う。香りの傾向としては単調なものが多いので、職人系のアフターシェーブをメインに使っていると、どうしても物足りないところがある。
もし、紹介した中で気になる香りがあったら、サンプルサイズで試してみた方が無難かと思う。
コメント