輸入物で国内流通している数少ないアフターシェーブがOld Spice(オールドスパイス)である。日本では制汗剤のシリーズが押されているようだが、アフターシェーブを紹介する。
オールドスパイス
オールドスパイスといえば、アメリカ製のアフターシェーブ・ローションの代表格である。その歴史は1938年にシュルトン社から発売された男性向けの化粧品から始まる。
シュルトン社は1990年にP&Gに買収されたが、現在でもオールドスパイスは人気の商品であるようだ。国内のラインナップには今回紹介するクラシックのほか、フレッシュというシリーズがある。
パッケージには「お前が生まれたのは、お前の爺さんがオールドスパイスを使っていたからさ」などと書いてある。父ちゃんどこいったのかはさておき、要するに男性的な香りということがセールスポイントらしい。
香り
クラシカルな香りだが、甘みがある香りである。表現がなかなか難しいが、アフターシェーブらしい香りに甘みが加わった感じだ。
外国人にはジジくさい香りに感じるようだが、極東の生まれなのでジジくさいがどうかはわからないが、悪い香りではないと思う。日本国内ではあまりメジャーではないので、それほど中年臭くはないと思う。
香りの持続時間はそこまで長くなく、精々午後くらいまでがいいところだろう。香りは意外と強いわけではなく、ふんわり香る程度である。
保湿効果
香り以上に意外なのが保湿周りである。アフターシェーブ・ローションには保湿効果をあまり期待していないのだが、試した中では一番保湿効果が高い。
つけた後でも突っ張るような感じはせず、肌に潤いが残っているのだ。
アフターシェーブなのでアルコールが大量に含まれているが、肌への刺激は少なく安心してつけられる。
冬場の乾燥時期はバームが必要だが、それほど乾燥しない時期ならオールドスパイスだけでも大丈夫なんじゃないかと思う。
アルミ缶のような容器で穴付きの中栓がついてない。突起のある蓋で穴を塞いでいるだけなので、使う時に出過ぎてしまうことがある。この容器は昔のまま変わっていないらしい。
まとめ
Instagramで海外シェービングおじさんたちが投稿する写真によく出てくるので気になっていたが、思いの他、いいものだった。昔はシェービングソープなども作っていたらしいが、今はデオドラント製品のみである。
合わせるソープに苦労するが、SOAP COMMANDERのENDURANCEがオールドスパイスのクローンである。オールドスパイスに合わせた香りのソープを探すなら、これがいいだろう。
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