Gillette: Super Speed ‘Flare Tip’

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GilletteのSuper Speedには以前に書いたRed Tip以外にもイロイロある。今回は最もスタンダードと思われるFlare Tipについては書いてみようと思う。

Flare Tip

Super SpeedのFlare TipはeBay、ヤフオクともに3000円未満で手に入るので、ヴィンテージの手始めとしては最適じゃないかと思う。

少し汚いものを試しにクリーニングをして、どの程度キレイになるかを確かめてから、SlimやFatboyに手を出してみるというアプローチもできる。メッキさえ剥がれていなければ意外とキレイになる。

ヴィンテージの手始めで終わりかというと、そんなことはなく、実用性のあるホルダーで、よくわからん中国製のTTOホルダーを買うくらいならSuper Speedの方がいい。

今回紹介するのはアメリカ製だが、イギリス製のものもある。持ってないので確かなことは言えないが、イギリス製の方がアグレッシブらしい。イギリス製はアメリカ製よりレア度がやや高く、価格も倍近くになる。

使い勝手

使い勝手だが、肌へのあたりは弱くアングルはやや厳しめで、慣れないと剃り残しが出る。見た目より重量感はあるが、軽いホルダーである。

このホルダーの利点はいい加減に剃っても、それなりに剃れるところではないかと思う。マイルドなホルダーだが追い込むタイプではなく、サッと剃って終わるタイプである。慣れてくると、アングルキープがうまくできて、素早くキレイに剃れるようになる。

とはいえ、マイルドホルダーは現行品で優れたホルダーが多いので、マイルドホルダー狙いだけでSuper Speedというのはあまりないだろう。ヴィンテージのGillette、サッと剃り終えるなどの別の付加価値がついて、初めて視野に入ってくるホルダーじゃないだろうか。

まとめ

Flare TipのSuper Speedは50年近く前のホルダーだが、普通に現役で使えるあたり、当時のアメリカ製品というのは頑健で本当に良いものなのだと、つくづく思う。

ヴィンテージGilletteの中でも多く出回っており、価格も安いのでヴィンテージのGilletteに興味があるなら手を出してみてもいいだろう。

ただ、状態についてはピンキリであるので、写真をよく見てメッキの剥げがないかは確認した方が良い。汚れは歯ブラシで磨いた後にピカールで研磨してしまえばそれなりにキレイになる。

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