両刃カミソリを使い始めてから1年が経ち、ホルダーの数はどんどん増えて収納場所に困るようになった。無印良品の引出し付きのアクリルケースにベロア内箱をつけて収納していたが、T字という形の性質上、思うように収まらない。内箱の仕切り1つにつき3本はギリギリ入るが使い勝手が悪い。
できれば、立てて置いておくのがベストである。板に丸穴がいくつか並んでるような素敵なアイテムはこの世にないのだろうか。いっそのことDIYか。と思いながらインターネットで調べていると、俺と同じ悩みを抱えている人はいるらしく、両刃ホルダー収納ガイドみたいなのがあった。
その中でベストソリューションと言われていたのが試験管立てである。板に丸穴がいくつか空いたアイテムは理科室にあったアレのことだったのである。活気溢れる若者であれば理科準備室から盗んでくればよいが、残念ながら、おっさんである。盗んで逮捕されるまえに、校内に足を踏み入れただけで逮捕されるのである。活気溢れる若者と教員免許保持者以外は入れない。残念ながら、活気溢れるどころか頭も心も枯渇が始まっている俺は大人しく東急ハンズへ向かった。東急ハンズは営業時間内であれば、入っても逮捕されないから素晴らしい。
試験管立ては850円であった。ヒノキ製でなかなか作りが雑である。ニスすら塗ってない。とにかく試験管が倒れない台でしかないが、それも仕方ない。試験管立てなんか、明らかにクラフトマンシップが求められる製品ではない。
両刃カミソリを始めた当初からの課題であった収納という問題は、試験管立てによって解決された。収納という一点においては申し分ない。隙間のスペースに6本収納できるのである。中間の丸穴はショートハンドルの先端よりやや上くらいであり、ハンドルが踊ってもガチャガチャいうことはないので、引き出しにもしまえる。
ただし、上の板から底までの高さはiKonのOSSハンドルより短いくらいなので、ロングハンドルのホルダーだと足が底についてしまうかもしれない。それでも立てて6本収納できるのはなかなかの魅力ではないだろうか。
収納はいいが、見た目はあまりいいものではない。サンドペーパーをかけてニスを塗るか塗装をしたいところである。少なくとも無骨なヒノキの中でよくわからない主張をしている「いわし」だけは早めにどうにかしたい。
コメント