2020/7/27 LASER Super Platinumを書くの忘れていたので追記しました。
ポストPolsilver SIを探していろいろな種類の替刃を合計100枚ほど買って試している。前回はエジプト(Lord社)製の替刃を試し、全部好みに合わないという散々な結果であった。
今回はインド、パキスタンを中心としたアジアの替刃を試してみた。前回同様、1日ごとに交換なので耐久性は評価していない。
今回は7種類もあり、書くのがしんどいので前編と後編に分けさせていただく。アイキャッチは7種類なので、とんだ釣りなってしまった。事前にテーマ別に写真を撮ったはいいけど、前回、5種類を一度に書いたのが思ったよりもしんどかった。7種類は一度に書くのは無理だ。
Super-Max – Platinum
5枚入りで0.89ユーロであった。高くはないかな。販売しているのはイギリスの会社っぽいけど、インド製である。1パックがビニール に包まれており、開けるのがめんどくさい。海外製品のビニールはなんでこんなに開けにくいの?海外の消費者は何も感じないの?と思ったけど、海外の奴らが小さいナイフをやたら持ち歩いてるのはこういうことなのかと、ふと気づいたのである。
さて、肝心の替刃だが、思ったよりもシャープでよかった。まぁ、散々ダル刃を試した後なので、大体の替刃はシャープに感じるだけかもしれないが、かなり好みに近い。肌への当たりは弱くもなく強くもなくと言ったところだ。マイルド系のホルダーでは弱く感じるし、アグレッシブ系では強く感じる。プラチナコーティングはフィードバックが弱い傾向な気がしていたが、そんなことはなかった。
そんなに期待はしていなかったのだけど、意外といい感じの替刃であった。
使用したホルダー
- Muhle: R89
- Gillette: Aristocrat 1947-1948
- RazoRock: Wunderbar
- iKon: ShaveCraft #103 ‘Comb’
- iKon: B1 Slant
Super-Max – Blue Diamond
同じくSuper-Maxの別バージョン。コーティングもプラチナで何が違うのかよくわからないが、こっちの方がすごそう。すごそうなのだが、Platinumと同じく5枚入りで0.89ユーロだった。
使用感はPlatinumと同等のシャープさながら、Blue Diamondの方が肌への当たりがマイルドに感じた。マイルドながらちゃんと剃れている感触があり、どちらかというとBlue Diamondの方が好みの替刃だと言える。
Platinumの方はホルダーのアグレッシブさが上がるのに比例して、刃の当たりが強くなっていくが、Blue Diamondの方はミディアムアグレッシブくらいまでは当たりの強さはそれほど感じなかった。アグレッシブホルダー(R41)だとやはり当たりは強いのだが、ゴリゴリに当たるというほどでもなく、比較的快適に使用できた。
色々買ってみたが、今のところSuper-Max Blue Diamondが一番気に入っている。
使ったホルダー
- Merkur: 34C
- RazoRock: SS Lupo
- RazoRock: Game Changer .84
- Muhle: R41
- iKon B1 Slant
Gillette 365
インド製Gilletteにも色々な種類があるが、これは365というものだ。7 O’Clockの黒もインド製だが、少し高めで今回の趣旨とは合わないので見送った。365は5枚入りで0.99ユーロである。
パッケージがシンプルというよりは地味寄りなので、若干不安を感じたのだが、意外とよかった。ステンレスコーティングよりはプラチナコーティングが好きなのだが、365はステンレスコーティングらしさが弱い。フィードバック強めのプラチナコーティングという感じだ。
シャープ寄りの替刃で深剃りしやすく、肌への当たりも強くない。剃っている感触もあるので、全体的にいい感じにまとまった替刃ではないかと思う。
今回のアグレッシブホルダーはiKon ShaveCraft #104 Techを使用した。手持ちのホルダーの中でも最も当たりが強いのだが、ホルダー特有の当たりのキツさ以上にはキツく感じなかった。マイルド系のホルダーでも意外としっかり剃れているので、なかなか優秀ではないかと思う。
Gilletteの替刃の中でもマイナーだが、さすがはGilletteといったところ。
使ったホルダー
- iKon: B1 OSS
- Muhle: R89
- iKon: ShaveCraft #103 Comb
- iKon: ShaveCraft #104 Tech
- Gillette: Rocket Red Tip
2020/7/27 追記
LASER – Super Platinum
公開した時に書くのをすっかり忘れていた。そう言えば、LASERもインド製だったことを後編を書いている最中に思い出したのだ。いかんなぁと思いつつ、思い出しながら書いてみる。
LASERは10枚入りで1.69ユーロだったので、安価な部類に入るだろう。ビニールに包まれているが、それほど開けにくいとは思わなかった。箱が崩壊しており、ビニール を開けた時に中身が散らばりそうになった。ごくたまにそういうのに当たるが、初めての開封で箱が崩壊するとそういうものなのかと疑ってしまう。
使い心地としては「いいんじゃない?」という感じで、可もなく不可もなく無難な替刃という印象である。当たりはそれほど強くなく、アグレッシブなホルダーでも肌が削られるような感覚は少ない。シャープ感はそこそこで、剃り残しは感じなかった。全体的なパラメータはバランス良く振り分けられているが、突出して良いところもなく、あまり好きにはなれなかった。
ホルダーのおまけに付いてきたら使うけど、自分であえて買うことはないだろう。初心者用の自分で選べる詰め合わせに入れてみてもいいかもしれないが、替刃の特徴を楽しみたい人はそんなに魅力を感じないように思う。
使ったホルダー
- Merkur: 34C
- Gillette: Aristocrat 1948-1950
- iKon: ShaveCraft #104 ‘Tech’
- iKon: B1 Slant
- RazoRock: Game Changer .84
まとめ
前回のエジプトLord社製と比べると5枚当たりの値段は少し高かったが、全体に満足できる替刃が多かった。特にSuper-Max Blue DiamondとGillette 365は普段使いの候補として上げてもよいのではないかと思っている。
替刃の相性は色々な要素が絡み合って決まるので、なかなかオススメというのが難しい。今回の中ではステンレスコーティングが好きなら365、プラチナコーティングが好きならBlue Diamondといったところだろうか。サンプルパックで選べるかどうかはわからないが、迷ったら試してみてもいいんじゃないだろうか。
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