職人系のシェービングソープはアメリカのものが多いが、今回はイギリスのものを買ってみようと思い、Phoenix and Beauのシェービングをいくつか購入した。 Phoenix and Beauは精力的に新製品を出す職人系メーカーであるが、その中でも定番品、というかフラグシップであるSPITFIREを紹介したい。
パッケージの通り、SPITFIREの名前の由来は第二次世界大戦で活躍したイギリス製の戦闘機である。香りのイメージが名前からはさっぱりわからない。どうやら制作者の思い出の香りからインスパイアされたようだが、そんなもの説明されたところでさっぱりわからない。「わからないから買ってみた」が購入の動機である。
シェービングソープ
容器は幅広でBarrister and Mannの容器と同じくらいである。普通のシェービングソープよりも少し広いのでしまう場所に少し難儀するかのしれないが、幅広な分ラザリングがしやすい。小さめの容器だとラザリングするときにボタボタと泡が垂れるのがあまり好きではないので、使い勝手という意味ではこのくらいが使いやすい。
FineやTabacのようにコテコテに仕上がるわけではないが、弾力のある獣脂らしい泡立ちだ。ラザリング方法としては、水分量を調整しつつ泡を仕上げていくイメージなので、Fineとかと比べると少しめんどくさい気がする。ブラシの水切りを軽めにした方がうまくラザリングできるかもしれない。
保湿性や保護性といったシェービングソープの基本性能は他の職人系シェービングソープに劣ることはない。こういった性能は職人系の有名どころであればクリアして当たり前なので、本来であればわざわざ書く必要ないのだが、一応書いておく。
ポストシェーブ・ローション
ポストシェーブ・ローションは2018年6月末に発売された新製品だ。個人的には待望のアイテムだったので発売日に注文した。ノンアルコールなので気軽に買える。
ポンプ式の容器でローションといいつつ、質感としてはバームに近いので、保湿性が高くアフターケアはこれ単品で大丈夫だろう。仕上がりはさっぱりとしているので、使いやすいと思う。
思いのほか、香りの持続性が高いのだが、シェービングソープよりもレザーの香りが強い。海外でいうところの男らしい香り(Masculine)が強くソープよりも強く出ている。
香り
むりやり分類するとすれば、クラシック系であるが、バーバーショップとはまた違う香りである。前面に来るのはベルガモットを中心としたシトラス系であるが、その奥にはレザーとタバコといった少し渋めの香りが控えている。ジェントルマンというよりは、燻し銀な男性のイメージである。その分、シトラスはやや強めだ。シトラスの爽やかさがメインだが、その奥にある渋い香りが奥行きを出している。
最初は慣れない香りだったので少し失敗かと思ったが、1度使ってみると意外とクセになる香りで今では気に入っている。
まとめ
難点としてはこのシェービングソープに合う香りのアフターシェーブがないことである。Phoenix and Beauはアフターシェーブは出していないので、なかなか難儀する課題である。Instagramなんかを見ると、あえてアフターシェーブは使わないようだ。いっそのことソリッドコロンを買ってもいいかと考えていたが、今はアフターシェーブなしで運用している。
Phoenix and Beauのシェービングソープはこの他に2つ買ったが、今回紹介したSPITFIREが一番気に入っている。とはいいつつ、どれも素敵なシェービングソープであっ たので、他のものも追々紹介したい。
コメント
いつも楽しみに拝見しております。
私も最近クラシックシェービングにはまりまして、毎日ひげ剃りのこと考えてます。笑笑
ちなみに、このようなソープはどうやって購入してるのでしょうか?
たすくさん、こんにちは。
コメントありがとうございます。
シェービングソープはConnaught ShavingやMaggard Razorsあたりの海外サイトから買っています。
返信ありがとうございます。
海外サイトでしたか!
探してみますね(^^)