RazoRock: PLAGUE DOCTORシェービングソープ&アフターシェーブ

久しぶりにRazoRockのシェービングソープをいくつか購入した。RazoRockのシェービングソープやアフターシェーブはけっこう気に入っており、値段的には安いのでたくさんほしいとは思っていたが、なんだかんだで買わずにいたのだが、フラッシュセールでさらに安くなっていたので、ようやく購入することができた。

今回はPlague Doctorである。パッケージはそのままPlague Doctor(ペスト医師)が描かれている。ペスト医師は中世ヨーロッパでペストを当時なりに治療しており、嘴マスクが特徴だ。この嘴の中に香料やらを詰めて、ペストからの感染を当時なりに防いでいたらしい。そして、この嘴に詰められた香料のレシピから生まれたのがPlague Doctorということらしい。

この背景は買ってから知ったので、購入の動機としては全然関係ない。単純に好きな系統の香りだと思ったからだ。

シェービングソープ

相変わらず薄いペラペラな容器に入っており、久しぶりに使うと少し微妙な気持ちになるが、10ドル足らずなのでここは許容範囲だ。大人なので色々と察しないといけないところだと思う。

植物油ベースのソフトソープでシェービングクリーム一歩手前くらい柔らかい。使用後は乾燥させないと半分くらい使ったところでシェービングクリーム化してしまう。ちゃんと乾燥させずに色々なシェービングソープをとっかえひっかえ使っていたら、以前紹介したMUDDER FOCKERは完全に液状化した。

いっそのこと、指で掬ってシェービングクリームのような使い方をした方がいいかもしれない。

ソフトソープであるせいか、ラザリングはやりやすく、少しブラシで泡立てるだけで大量の泡ができる。だが、きめの細かい泡まで持っていくのは少し根気がいるし、リッチな泡とは言い難いところはある。だって10ドルだし。(免罪符)

他の職人系のシェービングソープと比べると、粘り気が少なく、サラッととした使い心地だ。使用感としてはクラシックなソープに近い。職人系ソープ特有のリッチ感はそれほど感じないものの、シェービングソープとしての機能は果たしている。肌の保護力だとか、保湿性だとか、実際のシェービングをしてみると10ドルとは思えない性能である。

アフターシェーブ

これまた心許ないガラス瓶に入っておりチープ感は否めないのだが、見慣れてくると愛嬌を感じてくる不思議なガラス瓶だ。使い終わったら一輪挿しとして使いたいが、おそらくみっともない感じになるのでやめておこう。

アフターシェーブ自体はアルコールがやや強めで刺激感も強めだと思う。初心者が使うと顔が痺れるタイプのアフターシェーブだ。メントールは入ってはいるが、あまり清涼感は感じない。人によるが、個人的にはメントールが弱いところは気に入っている。

保湿力はあまりないので、期待しない方がいい。梅雨や夏場なら乗り切れるかもしれないが、それ以外の季節は別の保湿手段が必要かと思う。期待できるところは殺菌や収斂といったところだが、アルムブロックを使っている人はアルムブロックの時点で肌が収斂しているので効果は薄いように思う。殺菌作用を期待を寄せるくらいなら、衛生環境を見直した方がいいだろう。

純粋な髭剃り用品としての効果は気休め程度で、役割としてはフレグランスだろう。フレグランスに興味がない人は、別のシェービングソープを買った方が幸せになれるだろうし、ガラス瓶は送料食うのでお勧めはできない。