シェービングソープの泡立て(ラザリング)と保管方法

スポンサーリンク

クラシックシェービングに欠かせないのは、やはりシェービングソープもしくはクリームだろう。濃厚な泡を使うことこそ、クラシックシェービングの醍醐味だと思っている。もちろん、市販のシェービングフォームやジェルを使うのもいいと思うが、それは俺のスタイルではない。

実はこのブログでシェービングソープの使い方を書いたことがなかったので、泡立て(ラザリング)と保管方法について書こうかと思う。なんで一緒に書くかというと、泡立てと保管は実は密接に関係している。泡立ててから保管するまでが一連のプロセスだと最近感じるようになった。特にシェービングソープの数が増えれば増えるほど、適切な保管と管理が必要になる。

シェービングソープの泡立て方

シェービングソープを泡立てることをラザリングという。ラザリングの方法は大きく2種類あり、ドライメソッドとウェットメソッドと呼ばれる方法がある。シェービングボウルを使うボウル・ラザリングや顔の上でラザリングするフェイス・ラザリングなどもあるが、泡立てる場所が違うだけで、やっていることはほとんど変わらない。

ドライメソッド、ウェットメソッドいずれにせよ、シェービングブラシは必要だ。両者の違いはブラシの水を切るか、ビシャビシャに濡れたまま使うかだけだ。今回はシェービングボウルを使うが、そのまま顔で泡立てるフェイスラザリングでも使える。

ドライメソッド

一番オーソドックスなやり方で、初心者でもやりやすい。俺はドライメソッド派なので、ほとんどドライメソッドである。大まかな流れは以下の通りである。

  • ソーキング
  • ローディング
  • ラザリング(泡立て)

順に解説していく。

ソーキング

ブラシをコップやシェービングボウルに張ったお湯(水)に浸けて、ブラシの毛に水分を含ませることをソーキング(Soaking)と呼ぶ。ソーキングの時間は2〜3分程度でよい。浸けすぎても問題ないので、シェービングの手始めにソーキングを始めて、もろもろの準備をしてしまうといいだろう。

アナグマ毛や豚毛のブラシは毛に水分を含ませると、泡立ちがよくなる。人工毛の場合はナイロンなのでそもそも毛が水を吸わないので、水道で濡らす程度でよい。

ソーキングが終わったら、中指~小指で包み込むようにブラシを絞る。

強めに絞ってしまっていい

ローディング

ローディングはブラシに泡を充てんする工程だ。泡立てのコツはローディングにあると言っても過言ではない。ここでブラシにソープ(泡)を移しておいて、シェービングボウルの中で泡立てる。

ソープには少し水を垂らしておいてブラシを突っ込み、泡立てていく。

序盤はゆるい泡だが、しばらくかき混ぜていると少しずつキメが細かくなってくる。キメが細かくなってくると「ネチネチ」という音が混ざってくるので、そのくらいになったら、ローディングはできている。

今回は残りが少ないシェービングソープを使っているが、新品だと泡があふれ出るので、 あふれ出た泡がボウルに落ちていくよう、ボウルの上でローディングをしてもいいだろう。

水の量は指3本くらいから垂らす程度
泡立て序盤。まだ泡が荒い
このくらいでローディングは完了

ラザリング

ローディングが終わりブラシに泡が移ったら、ボウルでラザリング(泡立て)を行う。フェイスラザリングもこのタイミングでソープからブラシを上げていい。

ボウルに泡を移したら後はかき混ぜるだけだ。ブラシをボウルに押し付けたり、力を入れたりする必要はない。無心でかき混ぜるだけ。どれくらい混ぜるかは人によるが、一般的には角が立つくらいと言われている。基本的には混ぜれば混ぜるほどキメ細かくなってくる。

泡が固ければ、水なりお湯なりをボウルに少しずつ足していく。フェイスラザリングの場合は、ブラシに直接水やお湯を足していく。途中から足すのは地味にめんどくさいが、慣れてくると、最初からボウルに少し水を入れた状態でラザリングをしたり、ブラシを絞るのを少し緩めたりと工夫ができるようになる。

ボウルに泡を移したところ。
完成。もう少しラザリングを続けてもいい。

ウェットメソッド

ドライメソッドとは違い、ブラシをビシャビシャのまま使う方法だ。ローディング序盤は当然ながら泡が緩く、手が泡まみれになるので、あまり好きではない。

基本的な手順としてはドライメソッドと変わらず、ソーキング、ローディング、ラザリングである。

ソーキング

ソーキング方法はドライメソッドと変わらないので省略する。

ソーキングしたブラシを水から上げたら、1回程度ブラシを軽く振って水を切り、そのままシェービングソープにブラシを突っ込んでローディングしていく。シェービングソープは濡らす必要ない。ブラシはびしゃびしゃのままローディングに移る。

軽く水を切り、垂れない程度

ローディング

ローディングの序盤はビシャビシャな泡があふれ出てくるが、必要コストだと思い、あふれ出た分は捨ててしまっていい。ボウルに移しても水気が多くて使いづらい。ドライメソッドと同じくある程度の固さになったらボウルに移してラザリングする。

ローディング序盤。ほぼ水。

ラザリング

ドライメソッドと変わらない。シェービングボウルの中でひたすらかき混ぜるだけである。

フェイスラザリングはあまりしないが、ウェットメソッドはもしかしたらフェイスラザリングの方が向いているかもしれいない。

ソープに残った泡は指ですくって、ボウルに移す
こんなもんで完成とした

シェービングソープの保管

ラザリングが終わってシェービングをして「はい、おしまい」というわけではなく、後片付けもしないといけない。使い終わったあとのシェービングソープをそのまま蓋をしてしまってしまうと、ソープが水分を吸収してソープ自体が緩くなってしまう。

使い終わったあとは容器に残った泡をティッシュなどでふき取り、蓋は開けたまま1日くらい置いておいて乾燥させるとソープが水気を吸わずに長持ちする。特にいろいろな種類のソープを使い回す場合は、こういった配慮が必要になってしまう。

使い終わったあと。このまま蓋をするとソープ自体が水気を吸ってしまう。
泡をティッシュで拭いて乾燥させる

いっそのこと濡らさないで使う

シェービングソープの蓋を開けたまま置いておくと、洗面所に香りが充満し、家内の者からクレームを受けるので、もういっそのことシェービングソープを濡らさないで使うことにしている。

やり方はサンプルソープのように容器が極端に小さいシェービングソープを使う時と同じ方法だ。使う分だけを指、もしくはティースプーンなどで取り、ボウルの底に擦りつけてラザリングをするのである。こうすることで、シェービングソープ自体は濡れないので、乾燥させる必要もなくなる。

使う分だけスプーンに取る。
ボウルに移し、底に擦りつける
完成。ローディングとラザリングを兼ねている。

保管場所

保管場所は冷暗所がベストではあるが、高温多湿の熱帯と化す梅雨から夏はなかなか難しい。いっそのこと冷蔵庫やワインセラーなんかがいいのだが、食べるものと一緒にしまうのは抵抗があるし、ワインセラーを置く場所もないので、除湿剤を設置したクローゼットに置いている。

亜熱帯である日本だと冷暗所での保管というのはなかなか難儀ではあるが、もはやエアコンなしでは生きていけない世界なので、常に人がいる部屋に場所を作って保管しておくのがいいかもしれない。

まとめ

このラザリングはシェービングと同じように奥が深い。使うシェービングソープによっても微妙に水加減が違ったり、使うブラシでもコツが違ったりと意外と初心者が迷いがちなところではないかと思う。

ラザリングはシェービングの出来具合にも大きく影響するが、 シェービングとは違い、1日に何度でも練習できるので 早めにコツをつかんでしまった方がいいと思うし、うまくできなかったら最初からやり直すくらいの思い切りも必要だ。

コメント

  1. スナフキンN より:

    いつも勉強させてもらっています
    初めてコメントします
    冬からウェットシェービングを始めた初心者です
    6月の現在、ボウルラザリングで作るラザーが当初の冬より緩くなってしまいます
    ソープのロード、水の量などは毎回計っているのですが、どうにも冬の時期と同じにできません
    複数のソープでそうなっています

    スズキω)))さんは、このような経験をお持ちですか?

    • suzuki より:

      スナフキンNさん、こんにちは。
      コメントありがとうございます。

      ラザリングするときは感覚でやっているので、
      季節による違いを明確に感じたことがないのですが、
      経験上、気温や湿度によって変わってくるかなと思っています。

      「昨日はゆるめにできたから、今日は水の量を減らす」とか、そんな感じですね。
      水の量は少なくして後から足すことの方が多いです。

      • スナフキンN より:

        お返事ありがとうございます
        そうなのですね
        気を付けてみます!

        記事中の、ラザリングは一日何度でも出来るという文章が目から鱗でした
        ソープはすでに数年分が溜まってしまっているので、練習したいと思います