GilletteのAdjustable Slimを探していたが、ヴィンテージの両刃ホルダーを探すのはなかなか難しい。主にeBayからの調達になるが、写真で状態を判断しながら厳選していくことになる。特にGilletteのAdjustableあたりは未だに現役で活躍するホルダーであるので、状態が良いものがいい。あーメンドクセ。
そこで、Delta Echo Razor Worksである。
Delta Echo Razor Works
ヴィンテージの美品を探すよりいっそのこと、再メッキ品やらを買った方が早い。再メッキ品であれば、新品同様だが、いかんせん値段が高い。そこで、ガンコートである。ガンコートというのは、その名の通り銃の塗装に使用する塗料だ。普通の塗料より耐久性が格段に優れており傷に強い。
このショップはこのガンコートで両刃ホルダーをコーティングしてくれる。コーティング済のものも売っているし、ホルダーを送ればコーティングしてくれるサービスもあり、オーダーメイドもできる。最初は色がついたホルダーは如何かと思ったのだが、Instagramの#shaveofthedayタグを眺めてると時々出てきて、なかなかかっこいいし、評判もよい。なにより再メッキよりも安いので、ここでGillette Adjustable Slimを買った。
前は軒並み在庫切れだったが、最近は在庫切れはなくなっている。ただし、オーダーを受けてからホルダーの調達と作業をするようで、発送までには1ヶ月以上待つことになる。
完成品はタイミングによっては軒並み在庫切れになる。ホリデーシーズン前になると即時発送のものが出てくる。
BLACK CHROME AND COPPER
Slimは完成品をオーダーした。色のバリエーションは黒と茶色が渋めのBLACK CHROME AND COPPERである。注文から4〜5週間で発送とのことだったが、発送までには6週間ほどかかった。注文から手元に届くまでおよそ7週間程度である。実物を見てみると、思ったよりも高級感があり、メッキとはまた違った風格ある。
扉の開閉もアジャスト機能も問題なく動作し、歪みもない。ヴィンテージ品ではあるが、まるで新品のようだ。なにより色がついてるのがいい。
ガンコートは塗料ではあるが、質感としては思っていたより金属に近い。もう少しプラスチック風なのかと思っていたが、そんなことはなかった。
Adjustableについて
アジャスト機能はこのホルダーが初めてで、おそらく10本を超えてようやくアジャスト機能に手を出した。それまではなんとなく斜に構えたところがあったが、使ってみると実に快適である。ダイヤルの1が最もマイルドで9が最もアグレッシブという設定だ。9はR41には及ばないがアグレッシブと呼ぶに相応しい。1だと剃り難いくらいマイルドなので、使うのは2〜3にしている。
普段の使い方は8〜9で順剃り、6〜7で横剃り、3〜7を使い分けながら逆剃りと、パスと場所によってダイヤルを調整している。使い慣れてくると、満足のいく深剃りを追求しつつ肌へのダメージは最小限にできるのだ。
ハンドルが細めでダイヤルがついてるせいか、重心はヘッド寄りである。最近はステンレスハンドルを使うことが多いので、そこらへんはやや違和感を感じたが、慣れの問題だろう。個人的にはFatboyの方がしっくりくる。
まとめ
Slimはコーティング済みの品物を買ったので、次はヤフオクで格安で手に入れたFatboyをコーティングしてもらうことにした。このFatboyは汚いだけでなく、落とした跡があり軸が歪んでいた。歪み自体は直して使えるようにはしたが、ややダメージは残っている。
コーティングサービスはリペアもセットなので、どの程度リペアされるのかも知りたい。Fatboyのリストアは注文してこちらから発送してある。
Gillette Adjustable Slim
50-70 USD
Pros
- マイルド～アグレッシブまで自由に調整できる
- 定番なので手に入りやすい
Cons
- ビンテージなので価格が流動的
- ハンドルがやや細身で重心がヘッドに寄り気味
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